フォト_ギャラリー

2012年12月27日 [ 第97回 ]

  カワガラス(ブルーエンジェル),カワセミ,オオルリ(雄・幼鳥)

 

 

 カワガラス(ブルーエンジェル)

 分類     :スズメ目 カワガラス科

 全長     :22.0cm

 翼開長    :31.0cm

 分布     :九州以北で留鳥。

 生息地    :平地〜山地の渓流、河川など。

 食性     :肉食/水生昆虫、魚類、甲殻類など。

 DATE(撮影日) :2012年11月28日

 12月12日

 TIME(撮影時間) :09時43分45秒

                          11時09分38秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/20秒 1/50秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :800

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:2011年09月14日参照





 

 カワセミ

 分類     :ブッポウソウ目 カワセミ科

 全長     :17.0cm

 翼開長    :25.0cm

 分布     :北海道で夏鳥、本州以南で留鳥。

 生息地    :全国の河川などの水辺。

 食性     :肉食/小魚、蛙、甲殻類、昆虫。

 DATE(撮影日) :2012年9月5日

 TIME(撮影時間) :11時09分46秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :640

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:2009年01月22日・2009年06月22日・2009年09月30日参照





  

 オオルリ(雄・幼鳥)

 分類     :スズメ目 ヒタキ科

 全長     :16.0cm

 翼開長    :27.0cm

 分布     :九州以北で夏鳥。

 生息地    :平地〜山地の川沿の林など。

 食性     :雑食/昆虫、蜘蛛、木の実など。

 DATE(撮影日) :2012年9月12日

 TIME(撮影時間) :14時03分00秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :640

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:2009年05月17日、2011年09月14日参照

 使用カメラ  :NIKON D40  NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 NIKON AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 撮影地    :京都府

 今年の夏、渓流でカワガラスを狙っていると、日本の野鳥を見に来たという外国人を連れた一行に出 会った。 Kingfisherすなわちカワセミを探しているとの事だった。 恐らくカワセミの分布しないアメリカ かカナダの人だろう。 折角遠路はるばる来たのだからあの美しい姿を見せてあげたかったが、残念 ながらこの日カワセミは見かけなかった。 その後あの外人さんは出会えたのだろうか。 改めてカワ セミの世界的な人気に恐れ入った。 1ヶ月近く経った初秋に同ポイントで枝被りながらコバルトブルー のカワセミ雄が撮影出来た。 という訳でこのポイントで撮影出来た青い鳥シリーズ。
 カワガラスは対照的に黒っぽい地味な鳥だが、なぜ青い鳥なのかと言うと水に潜った時などには不 思議な事に2枚目の写真の様に青く見えるからだ。 その姿は「ブルーエンジェル」と呼ばれるから、そ れが見られればカワセミよりももっと幸運だろう。 水の表面に青空が映っている訳ではなく、カワガラ スの羽に強力な撥水効果が有るため、水と羽の間に出来る空気層で光が反射し水の表面で屈折して 青く見えるらしい。 その撥水力は水しぶきをガラス玉の様に完璧に弾くほどで、プロの写真家などは 水中カメラで全身真っ青な姿を撮影して見せるが、素人の僕にはそれは無理だからカワガラスが流れ に顔を突っ込んで水を被った瞬間を狙った。 しかし、わずかに青い部分が認められる程度の写真に 留まった。 これを「ブルーエンジェル」と呼ぶ事には異論も有るだろう。 本格的に水中写真を狙うに は少なくとも水中カメラかハウジングを用意し、カメラを水中に固定し遠隔撮影しなければならない。  そこまで出来ない僕は斜面の上の高い位置から見下ろす事にした。 いずれにせよ余程好条件が揃 わなければ撮影出来ないので、これに関しては撮影難易度は星4個以上だ。 だが、何度もかよって 撮影ポイントは探し当てた。 難しいからこそ近いうちにリベンジしたい。
 オオルリは今年生まれの幼鳥だろうか。 この個体は頭から背がまだ褐色なのに肩羽や雨覆が既に かなり鮮やかな青に換わっている。 付近には別の雄幼鳥の姿も有り、縄張り争いをしている様にも見 えたが兄弟なのかも知れない。 幼鳥にしてこの美しさだ。 今度の夏にはカワセミに勝るとも劣らない 美しさを披露してくれる事だろう。
 因みに今回の野鳥たちは天が二物を与えたのかと思う程さえずりも美しい。 カワガラスはメジロを やや小声にした様な複雑なさえずりだし、カワセミもよく通る透きとおった声だ。 オオルリは言うまでも 無く日本三鳴鳥の一つに数えられる美声の持ち主だ。
 さて、2008年の大晦日から始まったフォト_ギャラリーも回を重ね間もなく100回を迎えようとしてい る。 これまでに紹介した野鳥は携帯電話待受画面サイズを除き累計で127種(亜種)に達する。話数 としては今回のオオルリが193話目になり、こちらも200話が目前だ。 年間平均32種(亜種)、48 話ペースだ。 その中で登場回数最多はオオタカの9話だ。
 来年から5年目に突入する。 これまではビギナーの強運だけでやって来られたが、これからは狙っ て撮りに行かなければならないだろう。 過去に撮影した野鳥は682亜種の内178種(亜種)となり20 0種の大台も近付いて来た。 ようやく全体の4分の1を超えたが、まだまだ一人前とは言えない。 加 えて来年は件数だけでなく毎回テーマを決めて質も高め、内容を充実させて行きたい。



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