フォト_ギャラリー

2012年12月10日 [ 第95回 ]

 キクイタダキ,ヒガラ,エナガ

 

 

 キクイタダキ

 分類     :スズメ目 ウグイス科

 全長     :10.0cm

 翼開長    :14.9cm

 分布     :九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息地    :平地〜山地の針葉樹林など。

 食性     :肉食/昆虫、蜘蛛など。


 DATE(撮影日) :2012年10月30日

 TIME(撮影時間) :14時27分18秒 21分58秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/320秒 1/1600秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :800

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 ヒガラ

 分類     :スズメ目 シジュウカラ科

 全長     :11.0cm

 翼開長    :17.0cm

 分布     :九州屋久島以北で留鳥または漂鳥。

 生息地    :山地の林など。

 食性     :雑食/昆虫、蜘蛛、種子など。

 DATE(撮影日) :2009年6月9日

 TIME(撮影時間) :14時20分28秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/500秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りはF5.6)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:2009年05月16日参照





 

 エナガ

 分類     :スズメ目 エナガ科

 全長     :14.0cm

 翼開長    :16.0cm

 分布     :九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息地    :平地〜山地の林など。

 食性     :雑食/昆虫、蜘蛛、木の実など。

 DATE(撮影日) :2009年11月18日

 TIME(撮影時間) :11時44分12秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/400秒

 APERTURE(絞り値) :F8(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★☆☆☆ 

 フォト_ギャラリー:2009年05月16日参照

 使用カメラ  :NIKON D5100  NIKON D40

 使用レンズ  :

 NIKON AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR 

 NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 前回は大きな鳥だったが、今回は打って変わって小さな鳥シリーズだ。
 嘴の先から尾羽の先まで僅か10センチしかなく、682亜種の日本の野鳥の中で最小のキクイタダ キ。 体重も8グラムしかない。 全長と翼開長はオオハクチョウの14分の1から16分の1程度、オオ ハクチョウの体重は飛翔生物の限界とされる10キログラム前後も有るから、キクイタダキの体重はオ オハクチョウの1000分の1以下だ。 名前の通り黄色い頭央線が頭の頂に有る。 いずれも地味な 羽色のウグイス科にあって珍しく、文字通り「異色」の存在だ。 想像以上にすばしこくて撮影に思いの ほか難儀した。 一眼レフカメラの宿命で、ペリクルミラー式を除きミラーアップの瞬間ファインダー像 が一瞬ブラックアウトするが、その一瞬の内に見失うほど動きが激しい。 最上級機クラスではブラック アウトの時間が「まばたき」程度に感じるほど一瞬なので気にならないレベルなのだが、中級機以下の 場合それが僅かに長く感じられる。 もちろん通常の撮影では何ら問題無いが、キクイタダキに代表さ れる小鳥の動きは余りにも激しい。 1秒たりともじっとしていない。 シャッターを切った次の瞬間には そこに居ない。 撮影しながらも「押さえた」という手応えを感じる事が出来ないまま無我夢中でシャッタ ーを切っていた。 後から写真を整理してみて初めて黄色い頭央線が辛うじて写っているのが確認出 来た。 雄の場合その更に中央に赤い線が有るが、残念ながらどうにか確認出来るレベルの写真しか 撮れなかったので公表は控える事にした。
 比較的身近な鳥の中で小さい鳥と言えばヒガラだろうか。 これは3年以上前まだ僕が駆け出しの初 心者だった頃に山地で撮った在庫写真だ。 その後もヒガラ撮影の機会はこれまで何度も有ったが、 小さいのでちょっと遠いと絵にならない。
 エナガは尾羽が長いので全長を稼いでいるが、実質的な体長はかなり小さい。 すばしこさもキクイタ ダキ並みだ。 これも3年前に河川敷で撮影した在庫写真で、「だちんこギャラリー」の表紙の一角を飾 って来たショットだ。 世の中には信じ難い事に「鳥が嫌い」という人もおられるが、恐らくゴミを漁るカラ スやドバトの糞害などの印象が強いのだろう。 そういう人にこのエナガの写真を見せると鳥に対する イメージが一変してしまう。 お団子みたいに丸っこいこの小鳥の事は誰も憎めないだろう。
 これらの小鳥は小さいから餌が少なくても良さそうなものだが、代謝速度が速いから頻繁に採餌しな ければならない。 いつも何かを食べているイメージだ。 小さいながらも健気に生きる野生生物だ。



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