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2012年07月10日 [ 第85回 ]

 イヌワシ

 

 イヌワシ

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :84.0cm

 翼開長    :167.5〜213.0cm

 分布     :低山から亜高山帯の岩場、林など。

 生息地    :局地的に留鳥。

 食性     :肉食/哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類など。

 レッドリスト :絶滅危惧TB類(EN)

 指定     :天然記念物

 DATE(撮影日) :2012年6月6日

 TIME(撮影時間) :11時41分17秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :滋賀県

 また遠出してしまった。 本来イヌワシの撮影難易度は星5個相当だろう。 なにしろそんじょそこらに は居ない鳥だ。 そう思うのになぜ星4個にしているのかと言うと図鑑にも載っている有名な生息地が 伊吹山に有り、車で簡単に行けるからだ。周辺で聞き込みをして撮影ポイントもすぐに見つかった。  人間に対する警戒心が極端に強く、営巣地の近くに人工的な建造物が出来ただけで巣を放棄してしま うと言われるから、ここに生息しているのが不思議であり、本来熟練した登山家でなければ近付く事も 出来ない鳥のはずだ。 実際麓から登って来たと思われる重装備の山男達に出会い、横着して車で登 ったのが何だか照れくさかった。
 この撮影地はかなり高低差が有り、強い逆光にならざるを得ないからイヌワシだかトビだかよく分らな い写真になってしまった。 因みに後頸が金茶色なので英名はGolden Eagleだ。
 ところで伊吹山は千メートル級の山だが、野鳥たちは高山病にならないのだろうか。 気のせいかも 知れないが車で一気に登ったせいかこの程度の標高でも体に変調を感じた。 頂上まで駐車場から徒 歩で登ってみたがこの時季にしては寒いくらいだった。 雲海が強い風に押されて巨大な生物の群れ が大移動しているみたいに山々の稜線を越えて流れていた。
 今回は逆光で止まっているところしか撮影出来なかったがいずれ飛翔中も撮影したいし、高山帯に 分布する野鳥も狙っているので、大阪からここへ行くには通行料、ガソリン代など、そこそこコストが掛 かるが、近い内に是非また訪れたいイヌワシの王国であった。 なお伊吹山ドライブウェイは冬季は積 雪のため閉鎖されるから、この時季しか行けない。 高山性の野鳥を狙うなら秋、閉鎖の直前が狙い 目だそうだ。 但し山頂付近には軽装備では立入禁止のエリアが有り実際事故が多いと看板に書かれ ていた。 山を軽く考えては危険だ。 まさか必要無かろうと思いつつ持って行った真冬に着る防寒着 がちょうど良かった。 便利な所だからこそ、それなりの気構えと準備が必要だ。



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