フォト_ギャラリー

2009年10月22日 [ 第31回 ]

 コウノトリ

 

 コウノトリ

 分類     :コウノトリ目 コウノトリ科

 全長     :112cm

 翼開長    :220cm

 分布     :全国で不定期。

 生息地    :河川、池、水田、干潟など。

 食性     :肉食/魚類、両生類、爬虫類、小型哺乳類、昆虫など。

 レッドリスト :絶滅危惧TA類(CR)

 指定     :特別天然記念物

 DATE(撮影日) :2009年9月25日

 TIME(撮影時間) :10時50分35秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/2000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度)   :1600

 撮影難易度 :★★★★★

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

        NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :兵庫県 


 今朝、嬉しいニュースが飛び込んで来た。 大阪府枚方市の淀川河川敷にコウノトリが飛来したとい うのだ。 最初に断っておくと、この写真はその映像ではない。 撮影データを見て頂ければ分かる通 り、先日兵庫県豊岡市で撮影した中の1枚だ(フォト_ギャラリー2009年9月26日参照)。 だからこ れは僕がこだわる「大阪の野鳥」ではない。 ただ、諸々の情報を整理すると、この個体が大阪に飛来 した内の1羽である可能性がそこそこ高い事が分かった。 と言うのも、ニュースによれば飛来したの は野生のものではなく、足に個体識別用の脚輪があり豊岡市の放鳥個体の内の5羽だとの事で、僕の 記憶が正しければ放鳥個体は僅か十羽前後でしかないからだ。 豊岡市内で目撃した放鳥個体は4 羽で、場所は「兵庫県立コウノトリの郷公園」からせいぜい数キロメートルの河川だったが、枚方市は 隣県とは言え直線距離で150キロメートル程も離れている。 放鳥個体が餌付けに依存して公開ケー ジに戻って来てしまうのは決して好ましい事ではなく、早く独り立ちして欲しいと公園の職員が言ってい たが、今回の5羽はとりあえず餌付けを放棄したという事で一歩前進だろう。 当然厳しい生存競争に さらされるし、他の個体と遠く離れてしまうと繁殖のチャンスも減ってしまう。 完全な野生復帰への道 程はまだまだ遠い。 ともあれ大阪にコウノトリが飛来したのは何十年ぶりなのだろう。少しでも長く大 阪に留まって欲しいものだ。 絶滅危惧TA類。 もうこの上には野生絶滅のトキしか現存していない。



トップへ
戻る
前へ
次へ