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フォト_ギャラリー
2011年11月15日 [ 第71回 ]
ヒシクイ,オオヒシクイ,ショウドウツバメ
ヒシクイ
分類 :カモ目 カモ科
全長 :85.0cm
翼開長 :160.0cm
分布 :本州以北で冬鳥。
生息地 :湖沼、水田、湿地、河川など。
食性 :草食/ヒシの実、水草、落ち穂など。
レッドリスト :
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
指定 :
天然記念物
DATE(撮影日) :2011年10月19日
TIME(撮影時間) :12時24分41秒
SHUTTER(シャッタースピード) :1/500秒
APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)
EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL
FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)
ISO(ISO感度) :800
撮影難易度 :★★★★☆
オオヒシクイ
分類 :カモ目 カモ科
全長 :100.0cm
翼開長 :170.0cm
分布 :本州以北で冬鳥。
生息地 :湖沼、水田、湿地、河川など。
食性 :草食/ヒシの実、水草、落ち穂など。
レッドリスト :
準絶滅危惧(NT)
DATE(撮影日) :2011年11月9日
TIME(撮影時間) :09時43分40秒
SHUTTER(シャッタースピード) :1/125秒
APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)
EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL
FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)
ISO(ISO感度) :400
撮影難易度 :★★★★☆
ショウドウツバメ
分類 :スズメ目 ツバメ科
全長 :13.0cm
翼開長 :28.0cm
分布 :北海道で夏鳥。それ以外で旅鳥。
生息地 :海岸、河川、農耕地、草原など。
食性 :肉食/昆虫類。
DATE(撮影日) :2011年8月17日
TIME(撮影時間) :14時10分25秒
SHUTTER(シャッタースピード) :1/320秒
APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)
EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL
FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)
ISO(ISO感度) :400
撮影難易度 :★★★☆☆
使用カメラ :NIKON D40
使用レンズ :NIKON Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
NIKON Teleconverter TC-201 2×
撮影地 :滋賀県
メジロガモを撮って以来2ヶ月ぶりに琵琶湖に行ってみたら、「湖北野鳥センター」の沖合に2羽のヒ
シクイがじっとしていた。 例によって人に教えてもらって初めて気付いた。 距離が遠いうえに強烈な
逆光だったので、センターを飛び出し何とか順光に近い位置まで歩いた。 ヒシクイは非常に警戒心が
強いらしく、近い所からでも100メートルほど沖の浅瀬に居た。 カモ科の中ではかなり大型の部類だ
という事は分かるが、何しろ初めて見るので詳しい事は何も知らないし、ほとんどじっとして動かなかっ
たので困った事にこれと言ってコメントする事も無い。 レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に分類され、国の
天然記念物だ。 嘴の形状はガン類の系統だが、勿論カモもガンもカモ科であって分類上の違いは無
い。
その更に1ヶ月ほど後、また琵琶湖に行ってみたら、ほぼ同じ所に今度は数羽のオオヒシクイがい
た。 このオオヒシクイもほとんど動かず、草むらの中にうずくまっていた。 大きさ以外ヒシクイとの外
観上の違いは微妙で、嘴と額の角度が大きく窪んで見えるのがヒシクイ、窪みが少ないのがオオヒシク
イだ。 渡来数はオオヒシクイの方が多く、ヒシクイ2割に対してオオヒシクイが8割とされるが、オオヒシ
クイもレッドリストで準絶滅危惧に分類される稀少種だから、撮影難易度はどちらも星4個とした。
ショウドウツバメはメジロガモを撮った日にこの場所で撮ったものだ。 ツバメと言えば燕尾と思われ
がちだが、ツバメ科の中で典型的な燕尾はツバメやコシアカツバメなど一部の種で、ショウドウツバメ
はこの通り凹尾に近い(フォト_ギャラリー2009年05月25日参照)。 高速で飛び回っていたのでフ
ァインダーに捉えるのがやっと、ほとんどピントを合わす事さえ出来なかった。 北海道へ夏鳥として渡
来し、崖などに横穴を掘って営巣する。 その他の地域では旅鳥で、今回は南へ渡る途中に運良く琵
琶湖に立ち寄ってくれた訳だ。
ところで野鳥をデジカメで撮り始めて以来、日本鳥類目録に載っている682亜種のうち、これまでに
撮影出来た野鳥はオオヒシクイで153種となった。 まだ全体の22%に過ぎないが、このうちレッドリ
ストに載っている絶滅危惧種は127種中20種で15%を撮影、中でも絶滅危惧Ⅱ類は39種中9種で
23%、準絶滅危惧は18種中6種で33%と、むしろ野鳥全体での比率よりも高い比率で撮影に成功し
ている。