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フォト_ギャラリー
2011年07月21日 [ 第64回 ]
コアオアシシギ,ダイシャクシギ,ソリハシシギ
コアオアシシギ
分類 :チドリ目 シギ科
全長 :24.0cm
翼開長 :55.0~59.0cm
分布 :全国で旅鳥。
生息地 :水田、河川、干潟など。
食性 :肉食/幼虫、甲殻類、魚類など。
DATE(撮影日) :2010年10月5日
TIME(撮影時間) :09時49分14秒
SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒
APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)
EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL
FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)
ISO(ISO感度) :200
撮影難易度 :★★★★☆
ダイシャクシギ
分類 :チドリ目 シギ科
全長 :58.0cm
翼開長 :80.0~100.0cm
分布 :全国で旅鳥または冬鳥。
生息地 :干潟、河川など。
食性 :肉食/甲殻類、貝類、ゴカイ、昆虫など。
DATE(撮影日) :2011年4月19日
TIME(撮影時間) :15時28分59秒
SHUTTER(シャッタースピード) :1/60秒
APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)
EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL
FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)
ISO(ISO感度) :400
撮影難易度 :★★★☆☆
ソリハシシギ
分類 :チドリ目 シギ科
全長 :23.0cm
翼開長 :57.0~59.0cm
分布 :全国で旅鳥。
生息地 :水田、河川、干潟など。
食性 :肉食/甲殻類、昆虫など。
DATE(撮影日) :2010年9月14日
TIME(撮影時間) :11時29分56秒
SHUTTER(シャッタースピード) :1/80秒
APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)
EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL
FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)
ISO(ISO感度) :200
撮影難易度 :★★★☆☆
使用カメラ :NIKON D40
使用レンズ :NIKON ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
NIKON Teleconverter TC-201 2×
撮影地 :大阪府
米子のシギを紹介したので大阪で撮り溜めたシギも久々に紹介しておこう。
前回も触れた通りシギ科の嘴の形は餌の獲り方の違いによって様々なバリエーションに富んでいる。
コアオアシシギはアオアシシギ(フォト_ギャラリー2010年09月29日参照)とは別の種で大きさが
だいぶ違うが、親子かと思うほど羽色などが良く似ているし、ともに嘴が微妙に上に反っている。 食性
も近いし世界的な分布域もほぼ重なっている。 去年の秋この撮影をした時は、たまたまアオアシシギ
の近くに居たので大きさの違いがよく分かった。 コアオアシシギの方が明らかに小型だが、体の割に
足が長く見える。 アオアシシギは春と秋の渡りの時期には普通によく見られるが、コアオアシシギは
個体数が少ないので撮影難易度は星4個とした。
ダイシャクシギは姿も鳴き声もホウロクシギとよく似ている(フォト_ギャラリー2010年07月13日参
照)。 見分け方は腰から腹にかけての体下面の色で、ホウロクシギが褐色なのに対しダイシャクシギ
は白い。 体の大きさはホウロクシギが少し大きいが、ダイシャクシギもシギとしては大型なので近くに
寄って来るとなかなかの迫力だ。 この日は2羽のダイシャクシギが大阪南港野鳥園に入っていたが、
互いに別々の場所で採餌していて接近する事は無かった。 ところで嘴が下に湾曲している近縁のシ
ギにはチュウシャクシギ(フォト_ギャラリー2010年07月13日参照)やコシャクシギなどが居る。 チ
ュウシャクシギは渡りの時期に普通に見られるが、残念ながらまだ絶滅危惧ⅠB類のコシャクシギには
出会った事が無い。
ソリハシシギはオオソリハシシギとは羽色も似ていないし大きさもだいぶ違う(フォト_ギャラリー201
0年07月13日、2011年06月14日参照)。 その名が示す通り嘴が上に反っている事などが共通点
だ。オオソリハシシギが割とゆっくり歩きながら採餌するのに対し、ソリハシシギは忙しく走り回りながら
採餌するイメージだ。 渡りの時期には割とよく見る鳥だが、比較的小型で動きが速いので撮影もそれ
なりに慌ただしい。
多くのシギは旅鳥なので1年に春と秋の2回撮影のチャンスが有るが、北上する時と南下する時とで
渡りのコースが違うらしく、ソリハシシギは春よりも秋に多い傾向が有るなどのバラツキが有る。 ま
た、旅鳥だからと言って単純に春と秋しか見られないというものでも無く、大阪南港野鳥園では去年の
8月下旬にソリハシシギを撮影する事が出来た。 野鳥たちにとっては人間界の暦など知った事では
無いのだろう。 まだまだ分からない事が多い彼らの生態だが、決まり切った行動パターンでは無いか
らこそ人を惹き付けて離さず、飽きもせずカメラを向ける僕の姿が有るのだ。