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2017年05月12日 [ 第293回 ]

 チュウジシギ
第293回 2017年5月12日

 

 

 

 チュウジシギ Swinhoe's Snipe Gallinago megala

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:27.0cm

 翼開長:45.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:農耕地、湿地、河原、草地など。

 食性:ミミズ、幼虫、貝類など。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2012年5月3日

 撮影時間:09時47分20秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:島根県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2012年5月3日

 撮影時間:09時47分20秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:島根県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2012年5月3日

 撮影時間:09時47分21秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:島根県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 識別が難しく野鳥ファンを悩ませるジシギ(タシギ、ハリオシギ、チュウジシギ、オオジシギ)の4種。  尾羽を広げてくれれば比較的識別しやすいはずだが、この様に閉じていると手を焼く(と言うよりほとん どお手上げ)。 5年前島根県の宍道湖グリーンパーク付近の湖畔を歩いていたら突然足元から飛び 立ったので咄嗟に連写した(実は撮影順は2枚目→1枚目→3枚目)。 秒間4コマのカメラだから0.7 5秒の間にこの3枚しかマトモな画像として残せなかった。 撮影出来たまでは良かったが同定に自信 が無くそれ以来5年間ずっと掲載を見合わせていた。 先日ようやく信頼するレンジャーに同定してもら う機会を得て晴れて掲載の運びとなった。
 レンジャーに同定してもらったとは言うものの当然その前に自分でも同定しようとトライした。 いつも レンジャーに頼っていては上達しない。 同定してもらった後からなら何とでも言えるが自分でもチュウ ジシギっぽいと思っていた。 僕なりにその根拠を示しておくと、タシギなら相対的に嘴の長さの比率が もう少し大きいし次列風切の羽先が白いから消去法でまずタシギの線は消える(フォトギャラリー第24 8回参照)。 ただし北米の亜種は次列風切の羽先の白色は不明瞭とされるので通常日本には分布し ないはずだが一応要注意だ。 オオジシギは全体的にもう少し淡色だしレンジャーによれば足元から 飛び立つ事はあまり無くもっと手前で逃げてしまう傾向が有るそうだ。 ハリオシギの可能性は最後ま で残って悩んだがハリオシギは尾が短く寸詰まりだから尾の先からの足指の突出がもう少し大きい筈 だ。 という事でチュウジシギと考えた訳だが、どの識別点も微妙なうえ一部図鑑によれば時季的には チュウジシギは春に少なく秋に多いとされるのがネガティブ要素だ。 レンジャーは次列風切あたりの 羽先の淡色斑の感じとか翼下面の紋様の感じとかを見ていた。 ここに画像は無いが図鑑によれば尾 羽の枚数は18〜26枚で通常20枚、外側尾羽は暗色部が主体で淡色の斑が少し入るから冒頭で触 れた通り尾羽を広げてくれさえすればもっと識別は楽なはずだ。 画像だけではなく発した声をよく覚え ておく事も有力な手掛かりになるらしいのだが撮影するだけで精一杯の僕にはそんな余裕が無い。

 タシギ:フォトギャラリー第248回他参照



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