フォト_ギャラリー

2017年03月06日 [ 第278回 ]

 トビ

 

 トビ Black Kite Milvus migrans

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄58.5cm 雌68.5cm

 翼開長:157.0〜162.0cm

 分布:九州以北で留鳥。

 生息環境:海岸〜山地の農地など。

 食性:魚類、爬虫類、両生類、昆虫などの主に屍肉。

 フォトギャラリー:第198回他参照

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2007年3月6日

 撮影時間:15時29分58秒

 シャッタースピード:1/500秒

 絞り値:F8.0

 撮影モード:シャッター優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:200

 撮影地:広島県

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D


 10年ひと昔と言うが、デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)で野鳥を撮り始めて今日でちょうど10年に なった。 初めてのデジタル一眼D40の購入後記念すべき最初の被写体となった野鳥は広島のトビだ った(わざわざ広島までトビを撮影しに行った訳ではなく単に当時広島に居住していたから)。 ここに 紹介するのはその画像で、従って10年前の在庫写真という事になる。 1988年から2002年まで14 年間、自然界に関係する仕事に携わり職業の一部として(プロカメラマンではなく飽くまでアマチュアとし て必要に迫られ)野鳥などのネイチャー写真を撮影していた経験は有るが、趣味として被写体がほぼ 野鳥に特化したのはこのトビ以来と言える(フォトギャラリー第81回参照)。 現在の僕の技量(そんな ものが有るとして)から見れば初歩的な写真だが個人的に記念すべき画像だ。全てはこの1枚から始 まった。 この時はまさかこんなに野鳥にハマるとは思ってもいなかった。 だがデジカメを持ってフィー ルドに出て見ると思ったより多彩な野鳥が身近に居る事に気付きどんどん撮っているうちに楽しくて仕 方なくなった。 毎日がライファーとの出会いみたいなものだから無理も無い。 実際このわずか2週間 後の3月20日にはイラストギャラリー第2号の元となったミサゴの撮影に成功した。 翌2008年は東 京に転勤して一時フィールドから遠ざかっていたが10月には千葉県でイラストギャラリー第1号の元と なったカワセミ(フォトギャラリー第2回参照)、地元大阪に帰った直後の12月にフォトギャラリー第1回 のオオタカとノスリを撮影し本格的に野鳥ファンの仲間入りが決定的となった。 写真やドライブも僕の 趣味だから複数の趣味を同時に満たせるバードウォッチングは僕を虜にした。 デジカメがフィルムカ メラと大きく違うのは失敗を恐れず何枚でもシャッターを切れる事で、撮影枚数が飛躍的に増えた事に よりフィルム時代には気付かなかった野鳥に気付く様になったのが大きい。 デジイチの登場と普及が 無ければ今の僕は無かったかも知れない。
 更に幸運な事に今はインターネットも普及し容易にHPで広く世間に公表する事が出来る時代だ(しか も世界に向けて!)。 いい写真が撮れたら誰かに見てもらいたいと思うのが人情であり、ネットで配信 する機会を得た事もモチベーションの維持にプラスに働いている。 HPはエンターテイメントの一種で あり人々の知的好奇心を刺激する創作活動は実に魅力的だ。 10年前には個人でHPを運営してい るのは専門知識を持った一部の人というイメージで僕にとっては遠い世界だったから、まさか自分でH Pを開設する事になるとは想像もしていなかった。 この世に野鳥が居る限りネタが尽きる事は無い。  僕なりに文才と画才(そんなものが有るとして)を磨きこれからも進化を続けて行きたいと気持ちを新た にした3月6日であった。



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