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2016年10月14日 [ 第254回 ]

 ノスリ,ハチクマ,サシバ,余録;アサギマダラ

 

 

 ノスリ(雌と思われる) Common Buzzard Buteo buteo

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄52.0cm 雌57.0cm

 翼開長:122.0〜137.0cm

 分布:北海道〜四国で留鳥。その他で冬鳥。

 生息環境:平地〜亜高山の林。

 食性:小型哺乳類など。

 フォトギャラリー:第251回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2016年10月6日

 撮影時間:11時58分03秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2016年10月6日

 撮影時間:11時58分07秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ハチクマ(暗色型または中間型、幼鳥と思われる) Honey Buzzard Pernis ptilorhynchus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄57.0cm 雌61.0cm

 翼開長:121〜135cm

 分布:北海道〜九州で夏鳥。

 生息環境:山地の森林。

 食性:蜂などの昆虫、爬虫類、両生類、鳥類。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第251回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2016年10月6日

 撮影時間:09時13分10秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 サシバ(成鳥と思われる) Grey-faced Buzzard Butastur indicus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄47.0cm 雌51.0cm

 翼開長:105.0〜115.0cm

 分布:青森〜九州で夏鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:爬虫類、両生類、鳥類、昆虫など。

 レッドリスト:絶滅危惧U類(VU)

 フォトギャラリー:第177回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2016年9月30日

 撮影時間:14時53分13秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F8.0

 撮影モード:プログラムAE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:640

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 今回もタカの渡りルート直下と思われる現場(フォトギャラリー第251回参照)。 写真の並びは撮影 と逆順で撮影の順序としてはサシバが最も先なので時間軸に沿えばコラムも写真の並びと逆順にな る。 例によって露出アンダーだが苦しい言い訳をすれば勿論タカだけを狙っていればこういうミスは犯 さないのだけど前回登場の林の中の小鳥をメインで狙いつつ一瞬狭い視界に入ったタカを撮るのだか ら、カメラの設定を変更する時間が無いと判断しアンダーと分かった上でとりあえず画像を押さえる事 を優先した結果であり、こんな画像でもサシバと判断出来るのだから無いよりマシだ。 つまり計算ずく のミスなのだ。 それでいて翼先分離羽が5枚というのも明瞭に捉えておりきちんと同定の裏付け材料 になっているのだから「ミス」とも言い切れないのではないだろうか(やっぱり苦しいかな・・・)。
 ハチクマの写真は小鳥をメインで狙うのをやめタカをメインに切り替えてからの撮影だったが黒っぽ い被写体の為やはりアンダー気味で先日の体たらくのリベンジとは成らなかった(フォトギャラリー第2 51回参照)。 ハチクマには個体差が有り便宜的に淡色型・暗色型・中間型に大別され、この個体は タイプとしては暗色型または中間型と思われる。 ハチクマの翼先分離羽は6枚のはずだが換羽中な どはこの様に5枚に見えたりする(この個体はP5が換羽中と思われる)。 図鑑によれば雄成鳥は顔 全体が灰青色で風切(初列風切・次列風切・三列風切)の羽先に太い黒色帯が有り尾には太い2本の 横帯が有る。 雌成鳥は風切の羽先の黒色帯が雄より細く尾に細い横帯が2〜3本有る。 幼鳥は翼 先分離羽の先端が黒っぽい(例外有り)。 尾の横帯は更に細く多数の場合も有る。 この個体の尾を 拡大してよく見ると多数の細い横帯が有る事などから幼鳥と思われる。
 そして冒頭のノスリに至ってようやく適正露出に近くなった。 極めて低い高度をソアリング(※)してく れた。 脛に横斑が見えない事から雌と思われる。 先月来この現場では圧倒的にノスリが多く8割ほ どがノスリでその他がハチクマ、サシバ、ミサゴなどだった。 図鑑によればノスリやミサゴは留鳥とさ れているが個々の個体は季節移動しているものと思われる。 冬鳥として日本に渡来するノスリは体が 大きく脛が暗褐色とされ大陸系と呼ばれる。

 (※) ソアリング:
    タカなどが長距離を移動する時は上昇気流を利用して
    ソアリング(旋回帆翔)で高度を稼いでからグライディング(滑翔)で移動し、
    また上昇気流を見つけてソアリングで上昇するというパターンを繰り返す事により
    最小限の体力で移動しているものと思われる。



 ミサゴ:フォトギャラリー第198回他参照



 余録;アサギマダラ
 渡りをする蝶として有名。
 



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