フォト_ギャラリー

2015年11月07日 [ 第207回 ]

 ハイタカ,.オシドリ

 

 ハイタカ(幼鳥) Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第175回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2015年11月3日

 撮影時間:11時54分39秒

 シャッタースピード:1/200秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:プログラムAE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 オシドリ(上=雄・下左=雄・下右=雌) Mandarin Duck Aix galericulata

 分類:カモ目 カモ科

 全長:45.0cm

 翼開長:69.5〜77.0cm

 分布:東北地方以北で夏鳥。それ以南で漂鳥または冬鳥。

 生息地:平地〜山地の林、湖沼、河川、水田など。

 食性:ドングリ、草など。

 レッドリスト:情報不足(DD)

 フォトギャラリー:第170回参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2015年11月3日

 撮影時間:12時40分05秒

 シャッタースピード:1/50秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2015年11月3日

 撮影時間:12時41分12秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F11.0

 撮影モード:プログラムAE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 ここ数日ずっと空振り続きでモチベーションがどん底状態のまま探鳥をしていたから、この日も行き当 たりばったりで山間部の小さな池のほとりにしゃがみ込んで手弁当を食べたりなどしていた。 そんな 精神状態だったからカメラの時刻設定をどこでどう間違ったかD5100の撮影データが2013年になっ ていた。 この日も散々歩き回ってどこにも鳥影が無かったから「今日も駄目か・・・」とウトウトしかけた 頃、池の水面が急に波立つ音がした。 見るとハイタカが水浴びしている。 あるいは何か水中の獲物 を捕まえたのか? 腹まで水に浸かってばたついていた。 しかし池を囲む金網越しだったのでこういう 画質になってしまった。 カメラの直前に金網や草が被っても写り込む事は無く画面全体にフレアが掛 かった様になる。
 オシドリも金網越しの撮影となった。 立ち上がれば何も被らない画が撮れたが、しゃがんで草むらに 紛れていたからこそ彼らのほぼ無警戒なありのままの姿を見る事が出来たのだし、もし立ち上がれば 途端に飛ばしてしまうのが確実な距離だった。 だからこちらに気付いたか或いは何かに驚いたかして 飛び去るまでじっとしゃがんだまま撮影した。 最初は林の中に居た様だが何かの拍子にザワザワと 池の対岸に出て来たので存在に気付き、雌雄数羽の群れが対岸でたむろしているところをゆっくり撮 影させてもらえた。 以前にも触れた通り雌が代々派手な雄を選んで来た結果オシドリがこの様に進化 したのであれば、その雄を見て我々が美しいと感じるという事はオシドリ雌の美意識は人間のそれに 近いという事だろう(可視光は人間とオシドリとでは違うから想像の域を出ないが)。 ハイタカがオシド リを襲う事は体格的にまず無いと思うが、さほど大きくもない池の周辺にハイタカとオシドリが同居して いた訳だ。
 ところでごく一部のマナーの悪い釣り人の所業だと思うが以前この池で釣り糸が捨てられているのを 見つけた事が有る。 この池に限らずそういう物を見つけた時は拾って持ち帰り自宅で捨てる様に心 掛けている。 言うまでも無く釣り糸が野鳥の足などに絡まると致命的だ。 そんなカモメを見た事も有 る。 他人が捨てた物を拾うのは不快だが野鳥の為だと思えば苦にならない。
 探鳥は壮大な無駄足の連続だ。 そんな苦労をしなくてもネットで珍鳥情報を仕入れればもっと楽に バードウォッチングが出来るだろうし、ビギナーの人が手軽にバードウォッチングに入門するにはネット 検索は便利な手段かも知れないから否定するつもりは無い。 だがそれは誰かが探鳥をして最初に見 つけているから成り立つ話であり、いつまでも楽ばかりしていては探鳥の面白さや奥深さは分からずじ まいになるだろう。 それに何日も無駄足を踏んだ末にこういうシーンに出くわすのもバードウォッチン グの醍醐味というものだ。



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