フォト_ギャラリー

2015年03月26日 [ 第175回 ]

 オオタカ(幼鳥),ハイタカ(幼鳥)

 

 オオタカ(幼鳥) Northern Goshawk Accipiter gentilis
 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄50.0cm 雌58.5cm

 翼開長:105.0〜130.0cm

 分布:全国で留鳥。

 生息環境:平地〜山地の林、河川など。

 食性:鳥類、両生類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第1回・第12回・第15回・第24回・第30回・第32回・第33回・第70回・第82回・ 第123回・第125回参照・第129回・第153回参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2015年3月13日

 撮影時間:13時45分39秒

 シャッタースピード:1/250秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 ハイタカ(幼鳥) Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第30回・第43回・第70回・第102回・第115回・第124回・第129回参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2015年3月20日

 撮影時間:09時32分45秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F8.0

 撮影モード:プログラムAE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 山間部の自宅から徒歩数分のポイントで撮影した謎の飛行物体…
 果たしてオオタカ幼鳥かハイタカ幼鳥か、例によって判断に悩むところだ。 胸に三日月斑や腹に横 斑が見えればハイタカ幼鳥、縦斑ならオオタカ幼鳥と判断出来るので、近距離で鮮明な写真なら迷う事 は無いが、1枚目は距離感がつかめないほど遠方だったのでこの通り腹が縦斑なのか横斑なのかは っきりせず悩みに悩んだ。 同定を諦めてレンジャーに見せたところオオタカっぽいとの回答を得た。  しかし当然の事ながらシルエットだけで判断するのは難しいとの事で、飽くまで尾の長さの比率等がそ れっぽいというだけの話だ。 僕は飛翔時にパタパタと軽い羽ばたきに見えた第一印象を頼りにハイタ カの第1回冬羽ではなかろうかと考えていた。 また困った事にこの1時間余り前にハイタカ成鳥も撮 影しており判断を迷わせた。 それにしてもこんなに自宅から近い所にオオタカやハイタカが居るとは 驚きだ。
 2枚目は1週間後別のポイントで撮影したハイタカ幼鳥と思われる個体。 こちらは胸の三日月斑は 見辛いが腹の錆色の横斑を比較的明瞭に捉えておりハイタカ幼鳥と判断出来る。
 繁殖時季はこれからだし巣立ちには早過ぎるから幼鳥など飛んでないだろうと思いがちだが、オオタ カやハイタカなどは去年生まれでも第1回冬羽から第1回夏羽、まだまだ幼羽だ。 だが次の繁殖が始 まるから幼鳥と言ってももう親離れして独り立ちしているはずだ。


 余録;オオタカとハイタカの大きさ比較
 大阪南港野鳥園で別々に撮影した在庫写真を重ね合わせてみた。 並べて見るとこんなに大きさが 違う。 アングルが違うので背景がズレているが同じ木を同じ観察所から同じレンズで撮影したものだ から概ね縮尺は合っているはずだ。
 


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