フォト_ギャラリー

2014年12月31日 [ 第164回 ]

 ウミアイサ(雌),カワアイサ,ウミウ

 

 

 ウミアイサ(雌)

 分類:カモ目 カモ科

 全長:55.0cm

 翼開長:76.5〜86.5cm

 分布:九州以北で冬鳥。

 生息環境:海岸、湖沼、河川など。

 食性:魚類、甲殻類など。

 フォトギャラリー:初登場(携帯電話待受画面サイズを除く)

 撮影難易度:★★★☆☆

 撮影日:2014年12月19日

 撮影時間:13時55分12秒

 シャッタースピード:1/200秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×

 撮影日:2011年2月1日

 撮影時間:11時45分39秒

 シャッタースピード:1/200秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:200

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 

 カワアイサ(上=雌、下=雄) Common merganser Mergus merganser

 分類:カモ目 カモ科

 全長:65.0cm

 翼開長:97.0cm

 分布:九州以北で冬鳥。

 生息環境:海岸、湖沼、河川など。

 食性:魚類、甲殻類など。

 フォトギャラリー:第40回参照

 撮影難易度:★★☆☆☆

 撮影日:2010年1月19日

 撮影時間:14時04分54秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F11.2

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:600mm(換算900mm)

 ISO感度:1600

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×

 撮影日:2011年12月14日

 撮影時間:09時54分30秒

 シャッタースピード:1/500秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:500

 撮影地:滋賀県

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 ウミウ

 分類:カツオドリ目 ウ科

 全長:84.0cm

 翼開長:133.0cm

 分布:東北北部の太平洋側、九州北部以北の日本海側で留鳥、その他で冬鳥。

 生息環境:海岸など。

 食性:魚類。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★★★☆☆

 撮影日:2011年12月31日

 撮影時間:13時14分54秒

 シャッタースピード:1/640秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:和歌山県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×

 ウミアイサは大阪南港野鳥園の西池にて撮影した。 個人的にはおよそ4年前にこの同じ西池で撮 影して以来だ。 1枚目が今回、2枚目が4年前撮影したものだ。 今回は遠方で斜逆光だったのでこ ういう画になってしまった。 同じレンズでほぼ同じ距離でも光線の状態如何でこうも発色の違う画にな ってしまう。 似ているカワアイサ雌は頭部の暗褐色と頸の白色の境界が明瞭で喉がくっきり白い。 ま た、この画質では分かりにくいがウミアイサ雌は眼の下から嘴基部にかけて汚白色の線が有るとされ るが、カワアイサ幼鳥にも有るので要注意。
 比較の為にカワアイサの在庫写真を載せておく。 雌は5年前に大阪の河川敷で、雄は3年前に琵 琶湖で撮影したものだ。 ちなみに潜水ガモは足が体の後方に付いている傾向が有り、コガモなどの 様に垂直に飛び立つ事が出来ずこの雌の様に水面を蹴りながら助走して離陸する。
 ウミウは単にウミアイサとの「ウミ」繋がりで在庫写真を掲載することにした。 そうは言うものの似て いるのは名前だけではなく、異なる科であるにもかかわらず食性や嘴の形状なども似ている。 写真は ちょうど3年前の大晦日に和歌山県の海岸で撮影したものだが、先日大阪南港野鳥園にも飛来したと の事だ。 こちらも強い逆光で画質が悪い上に、逆光ゆえにピントの山も見え辛かったのでボケ気味な のが悔やまれる。 被写体にもよるが逆光がいかに写真にとって大敵かという事だろう。 撮影中には よく見えず、どうせカワウだろうと思ってわざわざ光線の状態の良いポジションを探す気になれなかった のが失敗の要因だ。 帰宅後パソコン画面でそれと気付いたが時すでに遅し。 言うまでもなく撮影に は位置取りも重要な要素なのだ。 一般に鵜飼で使われるのはカワウではなく、ほとんどがこのウミウ だ。 カワウは少し小型で深く潜るのに適さないからだそうだ。 ウミウとカワウの見分け方は下嘴基部 の皮膚の裸出部の形で、ウミウは口角が尖って見えるのに対しカワウの場合は尖らずに顎の方へ広 がって見える。
 かつて三十日は「みそか」と呼ばれた。 ここから月末の事を「晦日(みそか)」と言う様になり、1年の 末日、年末の事を「大晦日(おおみそか)」と言う様になったのだろう。 今日はいよいよその大晦日。  2008年の大晦日に始まったこのフォトギャラリーが本日6周年を迎えた。 折しも今回のウミウでフォ トギャラリーに掲載した野鳥の数が亜種を含めて累計200種・亜種の大台に乗った(携帯電話待受画 面サイズを除く)。 撮影した野鳥の全てを掲載している訳ではないが6年で200種という事は単純計 算で約11日に1種のペースという事になる。 私ごとで恐縮だが4年ほど勤めた会社を今年の6月に 健康上の理由から50代にして退職した。 フォトギャラリーを始めた6年前も前の会社を辞めて無職だ った。 当時と同じ状況に舞い戻った訳だ。 当然時間は有るので以前よりフォトギャラリーのペースは 速まっている。 しかし野鳥を探索していると1000羽のうち990羽は毎日見る様な鳥、9羽がたまにし か見ない鳥で、珍しい鳥は1羽居るか居ないかという世界だ。 経験を積めば積むほど初めて見る鳥 の比率は低くなって行く。 しかし一見無駄とも思える日々の探鳥の中にこそ発見が有る。 野鳥たち は様々な環境に適応し独自の進化を遂げていて、それぞれ生態も異なる。 季節による移動や換羽に よる変化も有る。
 いろんな事が有った今年も今日で終る。 仕事が有る時には収入は有るが時間に追われて野鳥を見 に行く暇が無い。 チャンスを逃す事もしばしば。 しかし仕事が無くてせっかく時間が有っても当然収 入が無いから遠方へ野鳥を見に行く費用がなかなか捻出できないジレンマに苦しめられる。 お金が 有る時は時間が無い。 時間が有る時はお金が無い。 まぁいずれにせよお金も時間も無いよりは少 しマシだ。 大いなる楽観主義、プラス思考で来年も何ら変わらず僕なりに地道にコツコツと野鳥の多 様性の魅力を探って行きたい。

 カワウ:フォトギャラリー第40回参照
 ヒメウ:フォトギャラリー第110回参照

 こちらもよろしく → 「野鳥王国」 shige.tubakurame.com



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