フォト_ギャラリー

2014年04月13日 [ 第134回 ]

 ニシオジロビタキ

 

 ニシオジロビタキ

 分類     :スズメ目 ヒタキ科

 全長     :12.0cm

 翼開長    :21.0cm

 分布     :全国で稀な旅鳥または冬鳥。

 生息地    :平地〜山地の林、公園など。

 食性     :雑食/昆虫、蜘蛛、木の実など。

 DATE(撮影日) :2014年3月11日

 TIME(撮影時間) :12時13分15秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/250秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :500

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
           NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 全身が地味で下尾筒に特徴が有る不思議な鳥。 名前はオジロビタキだが、むしろ白いのは下尾筒 だ。 雄成鳥夏羽は腮から喉にかけてが橙色だが、この個体にその特徴は無く、雌らしいとの話を聞 いたが明らかではない。 とにかくいい所に止まった時はじっとしておらず、ホバリングしながらフライン グキャッチしたり地上採餌したりと動きが激しいので、この様に尾を立ててその特徴を見せてくれたとこ ろはなかなかゆっくり撮らせてくれない。 こうして見るとなかなか均整の取れた姿だ。 もし体操やフィ ギュアスケートの選手ならかなりの高得点を叩き出しそうだ。
 オジロビタキについては亜種について論争が有るらしい。 図鑑によれば亜種オジロビタキがユーラ シア大陸に広く分布するのに対し、ユーラシア大陸西部に分布する亜種は新称ニシオジロビタキと称 し、三列風切先端の淡色斑の形状や色が異なるとされる。 比較するものが無いので定かではないも のの写真で見る限りこの個体は前者の様にも見えるが、下嘴が肉色などの特徴からレンジャーによれ ば後者らしい。 図鑑によっては迷鳥としているものも有る。

 これまでだちんこギャラリーでは分類については日本鳥類目録第6版(2000年)によって来た。 最 新の日本鳥類目録改訂第7版ではこの分類が大きく変更されたが、だちんこギャラリーは対応出来て なかった。 例えばフォト_ギャラリー第126回ではスズメを屈辱的な「ハタオリドリ科」と紹介したが、 新分類では無事「スズメ科」となっている。 馴染むまで時間が掛かりそうだが、新年度を迎えキリの良 い所なので今後は出来るだけ新しい分類に沿って行きたい。 因みにオジロビタキは新旧ともにスズメ 目ヒタキ科で、ニシオジロビタキの記載は見当たらない。 「日本鳥類目録に記載の無い野鳥」として も、だちんこギャラリー始まって以来の初登場となった。



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