フォト_ギャラリー

2013年05月15日 [ 第110回 ]

 カラシラサギ,ヒメウ,オオミズナギドリ

 

 カラシラサギ

 分類     :コウノトリ目 サギ科

 全長     :68.0cm

 翼開長    :110.0cm

 分布     :全国で旅鳥または稀な冬鳥。

 生息地    :海岸、河川、水田など。

 食性     :肉食/魚類など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2013年5月2日

 TIME(撮影時間) :13時44分46秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1250秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 ヒメウ

 分類     :ペリカン目 ウ科

 全長     :73.0cm

 翼開長    :98.0cm

 分布     :本州以南で冬鳥、北海道で留鳥。

 生息地    :沿岸、河川など。

 食性     :肉食/魚類など。

 レッドリスト :絶滅危惧TB類(EN)

 DATE(撮影日) :2013年5月3日

 TIME(撮影時間) :13時06分44秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/500秒

 APERTURE(絞り値) :F16

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :800

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 オオミズナギドリ

 分類     :ミズナギドリ目 ミズナギドリ科

 全長     :49.0cm

 翼開長    :120.0cm

 分布     :全国で漂鳥。

 生息地    :海上、沿岸、沖合など。

 食性     :肉食/魚類、イカなど。

 DATE(撮影日) :2013年5月5日

 TIME(撮影時間) :15時43分18秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1600秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:第91回参照

 使用カメラ  :NIKON D5100  D40

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

           NIKON Teleconverter TC−201 2×

           NIKON AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 撮影地    :石川県

 ゴールデンウィークを有意義に過ごそうと思い、石川県の舳倉島(へぐらじま)へ行って来た。 本土 側の輪島で4泊し、毎日フェリーで島へ渡った。 一時的に雨も降ったが、幸いほぼ好天に恵まれ、島 嶼部に特有の様々な野鳥たちと出会う事が出来た。 今回紹介するのはそのほんの一部だ。
 舳倉島でのバードウォッチングの難しさは、まず島へ渡るところから始まる。 フェリーがさほど大型 ではない為、海が少し荒れて波が2メートルを超えると欠航してしまう。 1日1往復のみ、酷い時は帰 りの便が欠航して「島流し」状態になってしまう事も有るという。 輪島での宿泊も1週間前に予約を取 ろうとしたら既に満室の所がほとんどで、連泊で宿を確保するならもっと早くから予約しておかねばなら ない。 しかも、せっかく予約しても天候が悪いと計画が水泡に帰す。 ある種の賭けだ。 実際僕が輪 島に到着した当日は波が高く欠航していた。 翌バードウォッチング初日はまだ波が高かったものの何 とか出港してくれたが、船体が飛び上がるほど揺れた。
 舳倉島は周囲5キロメートルほどの歩いて回れる小さな島だ。 車は1台も無いという事だったが、小 さな軽消防車を1台だけ見かけた。 道路と言っても遊歩道みたいな舗装路が数本通っているだけだ。  勿論コンビニは無いから食料は輪島で買っておかねばならない。 現在は漁民の人たちが何世帯か 居住しているから無人島ではない。 平坦な島の周囲を漁港と岩礁が囲んでいる。 その岩礁にさり気 なくカラシラサギは居た。 黄色い足指とコサギとは異なる嘴の色ですぐにそれと分かった。 ほとんど こちらを警戒するでも無く至近距離で採餌していたので、帰りのフェリーの出航前ぎりぎりまで撮影し た。
 ヒメウは翌日ほぼ同じポイントで発見した。 カワウやウミウより明らかに小型で嘴も細いので、遠目 にもすぐに分かった。 この時はにわか雨の降る直前の曇り空で、光線の状態が良くなく、海面だけが 明るく反射してヒメウが真っ黒にしか見えなかったので、画像ソフトでどうにかディテールが見える所ま で補正した。
 島への行き帰りのフェリーの窓の外にはオオミズナギドリの大群が見えたので、揺れる船内から必死 にカメラを構えて窓ガラス越しに撮影した。 野鳥園などの窓ガラスと異なりフェリーの窓は野鳥を観察 する事を想定していないから、画質は期待していなかったが、思ったよりマシな絵になった。 実はフェ リーからの海鳥の撮影は当初から狙っていて、この他にも勇気を振り絞ってデッキに出て、手摺にしが みつきながら必死にメダイチドリなどを撮影したりした。
 当初の予定を超えて計4回も島に渡る事ができ、普段とは違う多くの野鳥たちと出会い、2台のカメラ で失敗も含め1800ショットもシャッターを切り、本当に有意義な黄金週間だった。

 コサギ:第55回参照
 カワウ:第40回参照



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