フォト_ギャラリー

2013年04月16日 [ 第108回 ]

 ミソサザイ,カワガラス

 

 ミソサザイ

 分類     :スズメ目 ミソサザイ科

 全長     :10.5cm

 翼開長    :15.5cm

 分布     :沖縄を除く全国で留鳥。

 生息地    :平地〜山地の河川、渓流、沢など。

 食性     :肉食/昆虫、蜘蛛など。

 DATE(撮影日) :2013年3月27日

 TIME(撮影時間) :11時40分39秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :640

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 カワガラス(幼鳥)

 分類     :スズメ目 カワガラス科

 全長     :22.0cm

 翼開長    :31.0cm

 分布     :九州以北で留鳥。

 生息地    :平地〜山地の渓流、河川など。

 食性     :肉食/水生昆虫、魚類、甲殻類など。

 DATE(撮影日) :2013年3月27日

 TIME(撮影時間) :11時00分24秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/125秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :640

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:第67回・第97回参照

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 撮影地    :京都府

 久しぶりにカワガラスの渓流に行ってみたらカワガラスはキセキレイに追われる様に縄張りを変えて いて主役がミソサザイに入れ替わっていた。 300ミリレンズでは遠すぎる距離だったので画像を大き く引き伸ばしており画質が良くないが、画像処理で何とか補正した。
 ミソサザイは日本ではキクイタダキに次ぐ小さな鳥の一つで、カワガラスを小さくした様な姿をしてい る。 尾羽をピンと立てている仕草が愛らしい。 カワガラスに近いところに分類されているが科として は独立している。 カワガラス科がカワガラスのみなのに対し、ミソサザイ科も本種のみだが4亜種に 分類される。 ここまで姿が似ているなら同じ科に分類しても良さそうなものだが、習性が異なるからだ ろうか、それぞれが1科1種に分類されている。 ミソサザイはカワガラスの様に水中に潜ってまでして 採餌する事はないし、カワガラスが岩の上に止まる事が多いのに対し、ミソサザイは梢や枝にも止ま る。
 カワガラスの習性は他に例を見ない。 地味な色の鳥だが僕を惹きつけて止まない不思議な魅力の 持ち主だ。 繁殖時期が早く2月頃から始まるから、幼鳥といっても3月のこの時点で既にここまで成長 している。 まだ親鳥から給餌を受けていたが大きさは親鳥と変わらない。 こちらも300ミリレンズに は距離が遠く今ひとつの画質になってしまった。 レンズを交換して撮影を続行する事も出来たが、渓 流沿いを歩いている内に気付かず彼らの心理的テリトリーに入り込んでしまっていたらしく、あまり長居 をして子育ての邪魔をしてはいけないと思い早々に退散したから、今回はこの写真で我慢だ。 実は新 しい縄張りを探して歩いていて、全く気配が無いので諦めて引き返そうかと思ったものの、もう少し歩い てみようと思ったその矢先に姿を発見した。 僕は割とじっと1ヶ所に留まって待ち構える撮影スタイル だが、今回は動き回ってみたのが幸いした。

 キクイタダキ:フォト_ギャラリー第95回・第102回参照



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