フォト_ギャラリー

2013年01月22日 [ 第100回 ]

  ソデグロヅル(幼鳥),カナダヅル,クロヅル

 

 ソデグロヅル(幼鳥)

 分類     :ツル目 ツル科

 全長     :135.0cm

 翼開長    :245.0cm

 分布     :迷鳥。

 生息地    :水田、干潟など。

 食性     :雑食/根、種子、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、貝など。

 指定     :特別天然記念物(鹿児島県のツルおよびその渡来地)

 DATE(撮影日) :2012年12月29日

 TIME(撮影時間) :10時08分59秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 カナダヅル

 分類     :ツル目 ツル科

 全長     :95.0cm

 翼開長    :185.0cm

 分布     :迷鳥。

 生息地    :水田、湿地など。

 食性     :雑食/穀類、魚類、貝など。

 指定     :特別天然記念物(鹿児島県のツルおよびその渡来地)

 DATE(撮影日) :2012年12月29日

 TIME(撮影時間) :13時00分52秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 クロヅル

 分類     :ツル目 ツル科

 全長     :114.0cm

 翼開長    :200.0cm

 分布     :主に鹿児島県で稀な冬鳥。

 生息地    :水田、湿地など。

 食性     :雑食/種子、芽、葉、昆虫など。

 レッドリスト :情報不足(DD)

 指定     :特別天然記念物(鹿児島県のツルおよびその渡来地)

 DATE(撮影日) :2012年12月29日

 TIME(撮影時間) :13時28分54秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :鹿児島県

 フォト_ギャラリーも回を重ねる事、今回で第100回を数える事となった。 第100回記念スペシャル という訳ではないが、出水市のツルたちの続きだ。
 日本鳥類目録に記載されているツル科は7種。 その内5種を撮影出来た。 今回リポートするの は、1万数千羽を数えるナベヅルやマナヅルの中に、たった1羽から数羽しか居ないレベルの滅多に 会えない珍鳥たちだ。
 ソデグロヅルで、コラムの方もちょうど第200話となった。 全国的にも大変珍しい迷鳥だ。 ここでも 4年ぶりの飛来との事で、「ツル観察センター」の近くに来たり遠くへ飛び去ったりして観光客の注目を 集めていた。 翼を広げると風切羽が黒い。 袖が黒い事からこの名が付いたようだが、翼を広げた時 にしかこの黒い袖が見えない。 ナベヅルの大群の中に殴り込んで餌をついばんでいたので、せっかく 間近で翼を広げても、「枝被り」ならぬナベヅルが被る贅沢この上ない「ツル被り」ばかり撮影する事と なった。 ようやく群れから離れて離陸する瞬間を捉えたのがこのショットだ。
 ここでカナダヅル情報をもらって体感距離およそ2キロメートルを歩いて「東干拓地」に行った。 ここ は「ツル観察センター」ほどにはツルはひしめいていなかった。 カナダヅルは名前の通り本来は北米 大陸に分布する。 そんな鳥が目の前わずか20メートル程の所にいた。 額から前頭の皮膚の裸出 部分は正面から見ると赤いハートマークに見える。 この日だけで迷鳥とされる野鳥2種を撮影出来た 事になる。 この日は2羽、翌日以降は6羽程の群れになっていた。 ソデグロヅルもカナダヅルも迷 鳥ながら、ここには時々渡来している上に一度飛来すると移動せずに長期間滞在する傾向が有る様な ので撮影難易度は星4個とした。 遮る物がほとんど何も無く動きが激しい訳でもないので撮影そのも のは初心者にも容易だ。
 クロヅルはカナダヅルと一緒に1羽だけいた。 毎年数羽が出水に渡って来るから冬鳥とされている が、他の地域では不定期であり、レッドリストで「情報不足」に指定されている絶滅危惧種だ。 写真で は名前の通り黒っぽく見えるが、生で見るとむしろ全身が白っぽく見える。
 さすがにいずれもツル科だけあって翼を広げると2メートル前後になる堂々たる大型の野鳥たちだ。  彼らが信じられない様な至近距離で見られたのは僕が幸運だった訳ではなく、出水という地域の世 界的な特殊性のお陰だ。 幸い新幹線が開通したお陰で鹿児島も大阪から身近になったが、実際に行 ってみると思ったよりも近かった。 そしてツル休遊地が新幹線の駅からそれほど遠くない距離の所に 広がっている。 相応の費用は掛ったが、ツルと人との関わりを強く感じた夢の様な数日間だった。



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