フォト_ギャラリー

2012年10月09日 [ 第91回 ]

  クロハラアジサシ(成鳥),オオミズナギドリ

 

 クロハラアジサシ(成鳥)

 分類     :チドリ目 カモメ科

 全長     :26.0cm

 翼開長    :76.0cm

 分布     :全国で旅鳥。

 生息地    :湖沼、河川、干潟など。

 食性     :肉食/魚類、昆虫など。

 DATE(撮影日) :2012年10月02日

 TIME(撮影時間) :14時28分12秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/320秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:2012年09月26日参照





 

 オオミズナギドリ

 分類     :ミズナギドリ目 ミズナギドリ科

 全長     :49.0cm

 翼開長    :120.0cm

 分布     :全国で漂鳥。

 生息地    :海上、沿岸、沖合など。

 食性     :肉食/魚類、イカなど。

 DATE(撮影日) :2010年11月16日

 TIME(撮影時間) :12時32分34秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/400秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:初登場(携帯電話待受画面サイズを除く)

 使用カメラ  :NIKON D5100  NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 前回幼鳥のクロハラアジサシは腹が白かったが、今回は成鳥夏羽だから名前の通り腹が黒い。 も ちろん性格が腹黒い訳ではない。 前回、プロはパッと見た瞬間の印象で同定している様な事を書い てしまったが、もちろん緻密な同定もしている。 レンジャーによると、この時季、換羽途中のクロハラア ジサシの年齢別特徴は成鳥の場合は腹に黒っぽい羽、嘴に赤味が残る場合が有り、幼鳥の場合は一 様に白く、側胸に薄い暗色斑、背面に褐色斑が残る場合が多いとの事。 しかしそう言われて見ても素 人の僕には図鑑と首っ引きでもよく分からない。 アジサシ類の同定は上級者にも困難だろう。 海岸 沿いを群れで往復していたが、こういう時は風下から風上に向かって飛んでいる時が撮影のチャンス だ。 今年はクロハラアジサシの当たり年の様で、この秋は内陸の公園の池などにも飛来している様 だ。
 海洋性の野鳥は普段目にする機会が少ない。 何かの拍子に沿岸付近にやって来てくれた時がチャ ンスだ。 オオミズナギドリは沖合に出れば珍しくないのだろうが、カメラを持って船に乗る機会は少な い。 これは2年前に撮影した在庫だが大阪南港野鳥園に入り込んだ個体に運良く巡り会えた時の写 真だ。 外洋で水を薙ぐ様に海面すれすれを飛ぶからこの名が付いたのだろう。
 オオミズナギドリは留鳥だが厳冬期には極めて稀だとされ、全く季節移動しない訳ではないから、同 時季に同じ場所に現れる確率は低くないと思う。 2年前とは言え11月だったから、そろそろ飛来して も不思議ではない季節が巡って来た。 因みに過去の「だちんこギャラリー」を紐解いてみるとこの時季 はハイタカ属やハヤブサの仲間が現れる可能性も高い様に思う。 過去オオタカを撮影した時間帯の 統計を取ってみると午前11時頃の確率が高い事が分かった。 陽が昇って上昇気流が生じるとタカ科 が飛ぶ確率が高まると言うから理に適っている訳だ。 最新情報を収集して後追いするだけでは他人 と同じ写真しか撮れない。 過去のデータから類推して先回りするのも面白いかも知れない。



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