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2012年02月01日 [ 第76回 ]

 ハイイロチュウヒ(雄)[続報],ハイイロチュウヒ(雌)[続報],チュウヒ[続報]

 

 ハイイロチュウヒ(雄)[続報]

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄43.0cm 雌53.5cm

 翼開長    :98.5cm〜123.5cm

 分布     :全国で冬鳥。

 生息地    :草原、農耕地、河川など。

 食性     :肉食/両生類、鳥類、小型哺乳類など。

 DATE(撮影日) :2011年12月29日

 TIME(撮影時間) :14時22分58秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/160秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 ハイイロチュウヒ(雌)[続報]

 DATE(撮影日) :2011年12月29日

 TIME(撮影時間) :15時30分10秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/80秒

 APERTURE(絞り値) :F10

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 チュウヒ[続報]

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :52.0cm

 翼開長    :113.0cm〜137.0cm

 分布     :全国で冬鳥。

 生息地    :草原、農耕地など。

 食性     :肉食/小型哺乳類、両生類、鳥類など。

 レッドリスト :絶滅危惧TB類(EN)

 DATE(撮影日) :2011年12月28日

 TIME(撮影時間) :14時41分56秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1250秒

 APERTURE(絞り値) :F10

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :鳥取県

 去年の暮れ、また米子水鳥公園に行ってみたら、タカ科、カモ科、カイツブリ科など様々な野鳥に出 会う事が出来た。 そのうち今回はハイイロチュウヒの雄と雌、チュウヒを紹介する。
 1年前にここでピンボケしか撮れなかったハイイロチュウヒの雄は、今回も忽然と飛来して彗星の様 に飛び去ってしまった。 初めは観察所の遥か対岸付近のカモたちが一斉に飛び立つのが見え、きっ と何か猛禽類が現れたのだろうと予見出来た。 望遠レンズ越しに目を凝らすと、特徴の有る灰色の 鳥が力強く羽ばたきながら、ぐんぐん向かって来るのが視界に入った。 紛れも無く待ちに待ったハイ イロチュウヒの雄だ。 タカのイメージにそぐわない灰色の姿と黒い初列風切が不思議な美しさを発散 している。 距離はあったが今回は何とかマトモな画が撮れた。但し1年前と同じ個体かどうかは分か らない。 以前にも述べた通り雄は日本への渡来数が少なく、雌よりも出会えるチャンスが少ない。  撮影難易度はどちらも四捨五入して星4個だが、断然雄の方が撮影が難しい。
 一方雌はこの冬ここに住み着いているらしく、何度も姿を見せてくれたうえに観察所の足元に落ちて いた鳥の屍肉に寄って来て、わずか10メートル程の至近距離で撮影する事が出来た。 警戒心が強く 視力も良いタカがこれほど近くまで寄って来るのは珍しい。 実際こちらを強く意識していた様で、何度 も飛んで来ては少しついばんで飛び去り、また飛んで来るという行動を繰り返していた。 レンズは先日 D5100とセットで購入した望遠ズームで、300mmでAF撮影した。 通常、野鳥の撮影で300mmは 物足りないが、この距離で中型のタカなら充分だ。 ただ、被写界深度を意識して絞り過ぎたためスロ ーシャッターとなり、手ブレ補正レンズながらわずかにブレているのが悔やまれる。
 チュウヒも300mmで撮影したので解像度は悪いが、シャッター速度が速い上にAFで合焦しており、 手ブレもピンボケもほとんど無い。 絶滅危惧TB類だが大阪や滋賀でも撮影した事が有り、これまで のところ個人的にはレッドリストに載っていないハイイロチュウヒより出会う機会が多い。 また、特に雄 のハイイロチュウヒが割と直線的に飛翔してアッと言う間に行ってしまう傾向が有るのに対して、チュウ ヒはマメにホバリングを繰り返しながら地表の獲物を探す事が多い様なので、どちらかと言えばチュウ ヒの方が余裕を持って撮影する事が出来る。 但し蝶みたいにヒラヒラ飛び回るチュウヒを苦手とする 人もいるかも知れないからこれは飽くまで主観だし、出会う機会が多いと言っても過去7回程度だか ら、そうそう滅多にシャッターチャンスが有る訳ではない。 それどころか今後も会えるという保証はどこ にも無い。
 ハイイロチュウヒ(フォト_ギャラリー2010年01月04日、2011年01月05日参照)
 チュウヒ(フォト_ギャラリー2011年01月05日、02月28日参照)



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