フォト_ギャラリー

2012年02月20日 [ 第77回 ]

 ツクシガモ(雄)[続報],トモエガモ(雄)[続報],ミミカイツブリ

 

 ツクシガモ(雄)[続報]

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :63.0cm

 翼開長    :133.0cm

 分布     :中国地方から九州北部で冬鳥。

 生息地    :海岸、河口など。

 食性     :雑食/海草、甲殻類など。

 レッドリスト :絶滅危惧TB類(EN)

 DATE(撮影日) :2011年12月29日

 TIME(撮影時間) :09時41分25秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/400秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 トモエガモ(雄)[続報]

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :40.0cm

 翼開長    :65.0cm〜75.0cm

 分布     :本州以南で冬鳥。

 生息地    :湖沼、河川、水田など。

 食性     :草食/青草など。

 レッドリスト :絶滅危惧U類(VU)

 DATE(撮影日) :2011年12月30日

 TIME(撮影時間) :10時46分48秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 ミミカイツブリ

 分類     :カイツブリ目 カイツブリ科

 全長     :33.0cm

 翼開長    :60.0cm

 分布     :全国で冬鳥。

 生息地    :湾、湖沼、河川など。

 食性     :肉食/魚類。

 DATE(撮影日) :2011年12月29日

 TIME(撮影時間) :10時47分35秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/320秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :鳥取県 

 前回に続き米子水鳥公園の野鳥たち。

 ツクシガモの雄成鳥は上嘴の基部にコブが有り、春になるとこのコブが大きくなる。 この個体にもコ ブが有る事から雄と判断出来る。 観察所の程近くを行ったり来たり泳ぎ回ってくれたので、充分過ぎ る写真が撮れた。 コハクチョウ目当てで来園していた一般客の人たちはツクシガモの稀少性を知らな いせいか、目の前を泳いでいても大して反応せず、スタッフの人が幾ら説明しても、珍しい鳥より有名 な鳥の方がウケていた。 世間とはそういうものなのだろうか。 なお、今回も撮影難易度を見直してツ クシガモを星5個から4個に「格下げ」した。 これはツクシガモの個体数が増えたという事ではなく、運 良く大阪で数度、そして今回米子でも撮影出来た事から、飽くまでも主観に基づいて星の数を1個減ら したもので、決してツクシガモが絶滅の危機を脱した訳ではない。 今後もしツクシガモが更に稀少なも のとなってしまったら、また星の数を増やす事になるかも知れないが、その様な「格上げ」はしたくない ものだ。
 1年前、吹雪の中で姿を見せてくれたトモエガモの群れが、今シーズンも米子にやって来た。 しかも 数十羽の群れだ。 何とも不思議な巴模様が名前の由来だ。 今シーズンは琵琶湖でも群れを見たの で割と身近に感じる。 しかし警戒心が強いのか数十メートル以内には寄って来ず、こちらの姿を見せ てしまうと徐々に泳いで遠退いて行ってしまう。 池の中央付近にいてどこからも近付けず距離が有っ たが、どうにか写真だけは撮れた。
 ミミカイツブリの冬羽はハジロカイツブリのそれと酷似している(フォト_ギャラリー2011年01月19 日参照)。 見分けるポイントは、ハジロカイツブリの嘴がわずかに上に反り気味なのに対してミミカイ ツブリの嘴は真っ直ぐで先端が白い事と、顔の黒と白の境界がミミカイツブリの方が明瞭で耳羽が白 い事などだが、ミミカイツブリの幼鳥は成鳥ほど境界が明瞭ではないので要注意だ。 ミミカイツブリは 単独の事が多く、他のカイツブリ科の群れと一緒にいる事が有るとされ、実際この時もハジロカイツブ リの群れの中にこのミミカイツブリが1羽混ざっていた。 残念ながら逆光で距離も有ったので、どうに か同定出来る程度の写真にしかならなかった。
 ところで以前紹介したカイツブリについて誤解していた事が有る(フォト_ギャラリー2010年02月03 日参照)。カイツブリは「まともに飛べないようだ」「生涯陸に上がる事もないらしい」と書いたが、最近水 上すれすれを立派に飛翔する所や池の中の小島に上がる所を目撃した。 俗説や先入観で鳥の習性 を決め付けてはいけないという教訓だった。
 ツクシガモ(フォト_ギャラリー2010年01月05日、01月20日参照)
 トモエガモ(フォト_ギャラリー2011年01月19日参照)



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