フォト_ギャラリー

2012年01月05日 [ 第74回 ]

 オオワシ[続報]

 

 オオワシ[続報]

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄88.0cm 雌102.0cm

 翼開長    :220.0〜245.0cm

 分布     :北海道、東北、日本海側などで冬鳥。

 生息地    :海岸、湖沼、河川など。

 食性     :肉食/魚類、鳥類、両生類、哺乳類など。

 レッドリスト :絶滅危惧U類(VU)

 指定     :天然記念物

 DATE(撮影日) :2012年1月3日

 TIME(撮影時間) :13時40分05秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/500秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :800

 撮影難易度  :★★★★☆

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :滋賀県 

 2012年の「フォト_ギャラリー」年初を飾るのは獲物を掴んだオオワシの飛翔だ。
 この日オオワシは午前中に一度飛んだきり、いつもの琵琶湖畔の山本山中腹で枝被りの木に止まっ ていたのだが、やおら近くの漁港方面に向かって飛び去ってしまった。 一度飛び去ると大抵は長時間 戻って来ないので、後を追って飛び去った方面に移動してみようかと思った矢先、意外にもわずか1分 半後に戻って来た。 しかも大きな魚をしっかり捕まえて、こっちに向かって来る。 とっさの事に翼の一 部が画面からはみ出すという痛恨のエラーをしてしまったが、近距離から撮影出来ただけでも幸運だっ た。 と言うのも実はこの時、現場に居合わせた人の多くがこの絶好のシャッターチャンスを逃してい た。 まさかこんなに早く戻って来るとは予想していなかった為に、機材を片付けたりカメラから離れた りしていたのだ。 野鳥と相対する時には油断も隙も無い事を改めて思い知らされた。
 ところで去年の暮れ近くに不注意から出先で愛用のD40を壊してしまい、その日の野鳥撮影の為に カメラ店を探して急遽展示品のD5100を購入した。 そのカメラが今回、正月早々活躍する事となっ た。 D5100もD40も廉価だし、上記のレンズは中古で購入したものだから、周辺機器を合わせても 10万円余りでひと通りの機材を揃えた計算だ。 当然高価な機材の方がクオリティの高い写真を撮れ る可能性が高く撮影には有利だが、この程度の予算でも充分に野鳥の撮影が出来るし、軽量ゆえに 今回の様なケースではむしろ大口径レンズより素早く対応出来る場合も有る。 今回はD5100の操 作感が使い慣れたD40と近い事も幸いした。 そして一眼レフカメラの大きな利点は、汎用性が高い ために後からカメラ本体やレンズを買い足すなどシステムの変更が容易な所だ。 また、遠方の動か ない被写体には高倍率のフィールドスコープが威力を発揮するが、動きの速い被写体には一眼レフの 機動力に勝るものは無いと思う。 もちろん壊してしまったD40も修理して、サブカメラとしてこれからも 愛用するつもりだ。
 今年もまた様々な状況に翻弄されながら、気ままな鳥たちを愛機のファインダーに捉えて行きたい。
 オオワシ(フォト_ギャラリー2011年12月27日参照)



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