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2011年12月26日 [ 第72回 ]

 マガン,ホオジロガモ(雌),ミコアイサ(雄),ヨシガモ(雄)

 

 マガン

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :72.0cm

 翼開長    :138.0cm

 分布     :本州以北で冬鳥。

 生息地    :湖沼、水田、湿地、河川など。

 食性     :草食/落ち穂、青草など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 指定     :天然記念物

 DATE(撮影日) :2011年11月22日

 TIME(撮影時間) :11時45分22秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/160秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 ホオジロガモ(雌)

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :45.0cm

 翼開長    :65.0〜85.0cm

 分布     :東北以北で冬鳥。

 生息地    :湖沼、河川、港など。

 食性     :雑食/貝類、甲殻類、魚類、海草など。

 DATE(撮影日) :2011年12月7日

 TIME(撮影時間) :10時46分20秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 ミコアイサ(雄)

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :42.0cm

 翼開長    :61.0〜70.0cm

 分布     :九州以北で冬鳥。北海道北部で夏鳥。

 生息地    :湖沼、河川、港など。

 食性     :肉食/魚類、貝類、甲殻類など。

 DATE(撮影日) :2011年12月14日

 TIME(撮影時間) :09時53分13秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/400秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 ヨシガモ(雄)

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :48.0cm

 翼開長    :75.0〜88.0cm

 分布     :中部以南の本州で冬鳥。北海道で夏鳥。

 生息地    :湖沼、河川、水田など。

 食性     :雑食/種子、根、海草、水生動物など。

 DATE(撮影日) :2011年11月22日

 TIME(撮影時間) :10時06分51秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/125秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :滋賀県

 琵琶湖の湖岸道路を走っていると、思わず脇見運転してしまいそうになるくらい無数の水鳥が広大な 湖面に浮かんでいる。 もしかしたらその中には珍しいものが混ざっているかも知れないと思うと、車を 走らせつつも気が気でない。 このところ毎週の様に「湖北野鳥センター」を訪れているが、付近を探索 するだけでも多くの水鳥を撮影する事が出来る。 という訳で、前回に続き今回も琵琶湖の野鳥たちを 紹介する。
 マガンは宮城県や石川県などへ局地的に渡来し、琵琶湖が南限とされる渡り鳥だ。 この日はちょう ど「湖北野鳥センター」の正面で数羽が越冬中だったので、こういう機会を狙って行けば撮影は割と易 しい。 ただ、他の地域ではなかなか撮影のチャンスが無いので、撮影難易度は星4個とした。
 ホオジロガモは北日本に多く、西日本まで南下して来るものは少ないとされる。 この個体は頬が雄 の様に白くないのと嘴の先が黄色い事から雌の成鳥と思われる。 この辺りでは幼鳥も見かけたので 何羽かが群れている様だが、これまでのところ雄の姿は見えない。 比較的警戒心が薄い様で、ここで 見られるカモ科の中では最も近くまで寄って来る。
 ミコアイサも中部以北に多いとされる。 雄は目の周りが黒いので通称パンダガモと呼ばれる。 白と 黒のコントラストが強いので白飛びと黒ツブレの両方に気を付けねばならない。 「湖北野鳥センター」 近くの港の中にいたところを撮影出来た。 カモ科の採食方法には水面採食と潜水採食とが有り、ホ オジロガモやミコアイサなどは潜水ガモだ。 水面採食には水面に浮いた餌を採食する方法と、水底に 首を突っ込んで逆立ちしながら採食する方法が有り、潜水採食には翼を半開きにして羽ばたく様に泳 ぐ方法と、翼をたたんで足だけで泳ぐ方法が有る。 潜水採食するカモは水面採食するカモと比べると 足が後方に付いており、泳ぐのは得意だが陸を歩くのは苦手で、飛び立つ時も直接には飛び立てず水 面を蹴って助走してから離陸する。 一度潜ると暫く経ってから別の場所に浮いて来るので、そのたび にファインダー内に捉えなければならない。
 ヨシガモは大阪の河川敷や住宅地の池でも何度か撮影した事があり、時折見掛けるカモだが分布は 局地的で、北海道で少数が繁殖する他は中部以南の本州に多く、その他の地域では少ないとされる。  世界的にもシベリア東部から中国東部、極東の限られた範囲にしか分布しない。
 ここに紹介したカモは、琵琶湖全体に飛来しているカモたちのほんの一部でしかない。 この他にも 撮影出来ないくらい沖に無数のカモらしき姿が見えるし、珍鳥の情報も有る。 1993年にはラムサー ル条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)にも登録されている琵琶湖。  言うまでもなく日本最大の湖だけあって懐の深さは桁外れだ。



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