フォト_ギャラリー

2011年06月15日 [ 第63回 ]

 オグロシギ,タシギ,オオソリハシシギ[続報]

 

 オグロシギ

 分類     :チドリ目 シギ科

 全長     :38.0cm

 翼開長    :70.0〜82.0cm

 分布     :全国で旅鳥。

 生息地    :干潟、河川、水田など。

 食性     :肉食/甲殻類、貝類、昆虫、ゴカイなど。

 DATE(撮影日) :2011年5月3日

 TIME(撮影時間) :13時58分38秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/125秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 タシギ

 分類     :チドリ目 シギ科

 全長     :26.0cm

 翼開長    :44.0〜47.0cm

 分布     :全国で旅鳥または冬鳥。

 生息地    :水田、干潟など。

 食性     :肉食/ミミズ、幼虫、甲殻類など。

 DATE(撮影日) :2011年5月2日

 TIME(撮影時間) :13時24分54秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 オオソリハシシギ[続報]

 分類     :チドリ目 シギ科

 全長     :39.0cm

 翼開長    :70.0〜80.0cm

 分布     :全国で旅鳥。

 生息地    :海岸、干潟、河口など。

 食性     :肉食/ゴカイ、貝類、甲殻類など。

 DATE(撮影日) :2011年5月2日

 TIME(撮影時間) :11時28分56秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★☆☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :鳥取県

 1ヶ月余り経過してしまったが5月の米子水鳥公園の続き。 以前にも述べた通り日本海側は干満差 が少なく干潟が少ないため、シギ、チドリの飛来数は少ないと言う。 しかしここには充分な広さの干潟 が有り、多数のシギが集っていた。
 中でもオグロシギは、5羽の群れが観察所の前を言ったり来たりしながら採餌していた。 名前の通 り尾が黒いが、このように翼を広げてくれないと見えにくい。 シギ科はよく羽繕いをするが、その時こ の様に翼を広げる事が有り、その瞬間を撮ったものだ。 ほぼ一日中忙しく嘴を水底に差し込んで餌を 漁り、1万キロとも言われる長旅の腹ごしらえをする。 真っすぐな嘴が見えないと、一緒にいたオオソ リハシシギと見分けるのが難しい。 この日の夕方ごろ突然ハヤブサが襲い掛かり、5羽のうち1羽が かなり執拗に追い掛けられていたが、遂に逃げ切りどうにか無事だった。 さすがのハヤブサも最初の 一撃で仕留めないと、飛翔能力の高いシギ科を捕えるのは難しいようだ。 オグロシギにとっては命拾 いした訳だが、自然界は危険がいっぱい。 今日生き残っても明日も生き残れるという保証は無い。
 タシギは、大阪の河川敷でそれらしき姿を背中だけ垣間見た事が有る。 警戒心がそこそこ強く、人 の気配が近付くと茂みの中に逃げ込んでしまう。 どこか愛嬌の有るずんぐりした体形だが、ひとたび 飛び立つと見違える様な勢いで飛翔する。 タシギ、ハリオシギ、チュウジシギ、オオジシギの4種はタ シギ類と呼ばれ、外見が非常によく似ている。 草地などでも採餌する傾向が有るが、その中でタシギ は最も水辺を好むとされる。 目先の黒線が太く、脇腹に近い肩羽の羽縁が垂れ下がって見える事な どで他のタシギ類と見分ける。 4種の中で唯一越冬するとされる。
 オオソリハシシギは大阪南港野鳥園でも春と秋に良く見るシギだ(フォト_ギャラリー2010年07月1 3日参照)。 嘴が上に反っているので、この特徴的なシルエットさえ見えれば遠方でも見分け易い。  嘴の形や長さが多様なシギ科の中でも上に反っているのは少数派だ。 食性の似ているオグロシギな どと嘴の形が違うのは不思議だが、好んで食べる物が微妙に異なるからだろうか。 写真を見れば食 べているのはゴカイらしいと分かるが、動作が速いので肉眼では何を食べているのか見分けにくい。  この個体は家族みたいに始終オグロシギたちと一緒にいた。 互いに異なる種だという意識は無いの かも知れない。
 今回の遠出では二日間でアカガシラサギ、セイタカシギ、オグロシギ、タシギ、ソリハシシギ、オオソリ ハシシギ、アオアシシギ、ハマシギ、イソシギ、キョウジョシギ、オオタカ、ミサゴ、ハヤブサ、バン、オオ バン、コチドリ、ハシビロガモ、コムクドリ、オオヨシキリ、そしてカイツブリの営巣の様子などが撮影出 来た。



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