フォト_ギャラリー

2011年04月27日 [ 第61回 ]

 シラコバト,アオバト(雄),キジバト

  

 シラコバト

 分類     :ハト目 ハト科

 全長     :33.0cm

 翼開長    :47.0〜55.0cm

 分布     :埼玉県周辺で留鳥。

 生息地    :市街地、農耕地、林など。

 食性     :草食/種子、芽など。

 レッドリスト :絶滅危惧U類(VU)

 指定     :天然記念物(埼玉県越谷)

 DATE(撮影日) :2011年4月5日
 
 TIME(撮影時間) :11時13分00秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :200

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 アオバト(雄)

 分類     :ハト目 ハト科

 全長     :33.0cm

 翼開長    :55.0cm

 分布     :九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息地    :平地〜山地の森林、海岸など。

 食性     :草食/木の実、種子など。

 DATE(撮影日) :2009年5月18日

 TIME(撮影時間) :16時05分08秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 キジバト

 分類     :ハト目 ハト科

 全長     :33.0cm

 翼開長    :60.0cm

 分布     :全国で留鳥または漂鳥。

 生息地    :市街地〜山地など。

 食性     :雑食/木の実、種子、昆虫、ミミズなど。

 DATE(撮影日) :2010年4月13日

 TIME(撮影時間) :09時43分28秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/500秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★☆☆☆☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 よくいるドバトは実は野鳥ではない。 ヨーロッパのカワラバトをレース用や食用に家禽化したものが 野生化し帰化した外来種に過ぎない。 ところが同じ外来種でも埼玉県周辺だけに生息するシラコバト は野鳥に分類されており、それどころか絶滅危惧U類、天然記念物だ。 江戸時代に鷹狩用に持ち込 まれたものの、人為的に移入されたという文献的な証拠に乏しい為に野鳥とされているらしい。 その シラコバトが忽然と大阪南港野鳥園に飛来した。 どこから来たのかは不明だが、埼玉からではなく朝 鮮半島から飛んで来たのではないかと言う。 だとすればあながち外来種ではなく、れっきとした野鳥と も言える。 大阪初ではないかという事で、その1羽を撮ろうと大勢の野鳥ファンが集まったのは言うま でもない。 しかし考えてみれば長年埼玉県に生息していながら、なぜ分布域が広がらないのか逆に 不思議だ。 同じ本州に生息しているのだから、大阪にやって来たのはむしろ当たり前ではないか。  この個体は警戒心が強くなく、わりと近い距離から撮影出来たので撮影難易度は星4個とした。
 アオバトは海岸に出る時以外はほとんど姿を見せないらしいから、この様に山の中で撮影するのは 相当難しい。 樹林の中に隠れて滅多に飛ばないので、実は生態もよく分かっていないと言う。 この 時は数百メートルも離れた所をたまたま横切った一瞬を捉えた。 姿を見たのは結局この日が最初で 最後だった。 アオゲラやアオジ(フォト_ギャラリー2009年06月10日参照)と同様、アオバトと言っ ても青ではなく黄緑色に近い。 雄の翼角あたりは赤紫色で、全体にカラフルな印象だ。 なぜか海水 を飲むという変わった習性があるらしい。
 小学生の時、校舎のすぐ裏が藪になっていて、休み時間にキジらしき野鳥が飛び去るのを目撃した 事がある。 ただ、キジなど誰も見た事がなかったので、それは多分キジバトの見間違いだろうと言わ れてしまった。 だが、キジとキジバトとは似ても似つかない別の種である(フォト_ギャラリー2009年 06月28日参照)。 キジバトは最も有り触れたハトのひとつで、郊外まで行かなくとも見かける野鳥 だ。 大きさの指標にもなり、ヒヨドリより大きくオシドリより小さい。
 ハトはなかなかのスピードで飛ぶ。 公園などで餌をついばんでいるものはともかく、飛翔中のハトを 舐めてかかると意外に撮影が難しい。 帰巣本能もあって長距離を移動して巣に帰る能力が高く、伝 書バトにも利用されて来たのは周知の通りだ。 この個体もタカの生息するエリアで撮ったものだが、 厳しい自然の真っ只中で生き残っているものは動きがかなり俊敏だ。 だが都市部の公園などにも広く 分布して野生を失った様な個体も多いので、標準レンズで至近距離から撮影する事も出来るほどだか ら撮影難易度は星1個とした。



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