フォト_ギャラリー

2010年02月16日 [ 第42回 ]

 イソヒヨドリ,ルリビタキ,ツグミ

 

 イソヒヨドリ(雄)

 分類     :スズメ目 ツグミ科

 全長     :23.0cm

 翼開長    :38.0cm

 分布     :全国で留鳥または漂鳥。

 生息地    :海岸や河川の岩場、農地など。

 食性     :肉食/昆虫、爬虫類など。

 DATE(撮影日) :2009年10月14日

 TIME(撮影時間) :12時37分40秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/160秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 ルリビタキ

 分類     :スズメ目 ツグミ科

 全長     :14.0cm

 翼開長    :22.0cm

 分布     :全国で漂鳥。

 生息地    :平地〜山地の林など。

 食性     :雑食/昆虫、木の実など。

 DATE(撮影日) :2009年12月29日

 TIME(撮影時間) :13時26分16秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/250秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 ツグミ

 分類     :スズメ目 ツグミ科

 全長     :24.0cm

 翼開長    :39.0cm

 分布     :全国で冬鳥または旅鳥。

 生息地    :平地〜山地の林、農地など。

 食性     :雑食/昆虫、木の実など。

 DATE(撮影日) :2009年4月19日

 TIME(撮影時間) :14時49分01秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/2000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★☆☆☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

     NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 今回はツグミ科の3種。 イソヒヨドリはヒヨドリ科ではなくツグミ科だ。 ジョウビタキ(フォト_ギャラリ ー2009年05月29日参照)、ルリビタキなどもヒタキ科ではないのだが、どういう訳かツグミ科には紛 らわしいネーミングのものが多い。 イソヒヨドリの雄は全体に青く、腹から下がレンガ色だ。 山間部 の川に行ったら、ちょうどヤモリを捕食するところに出会った。 さすがに獲物の急所を知っている。  体の割に大きな餌だが、このあと丸飲みしてしまった。 よくこんなゲテモノを旨そうに食べるものだと 思うが、人間だって結構いろんな物を食べるし、中でも我々日本人はナマコやシャコなど外国人から見 たら卒倒しそうな物を平気で食べているのだから、主観だけで美味しそうだとか不味そうだとか判断し てはいけない。 写真自体は残念ながら下半身が不自然に切れてしまったが、これを運が悪かったと 考えるのか、それとも撮影出来た事を運が良かったと考えるのか、僕の発想は後者だが更に完璧を 目指して飽くなき挑戦は続く。 大分の岸壁で撮影して以来約10年振りのイソヒヨドリだが、帰宅して見 たらお向いさんの屋根の上に雌が乗っかっていた。 海岸の鳥というイメージが強いのだが、意外に身 近な所に居たもんだ。 警戒心は強くない野鳥だが、基本的に崖の斜面上に居る事が多い様だから近 付くのは大変だ。 余談だがヤモリとイモリとの違いは、ヤモリが爬虫類なのに対しイモリは両生類とい う点だ。 ヤモリは指先が太くなっていて、ここが吸盤の様な構造になっており、垂直の壁などに吸着す る事が出来る。

 ルリビタキも雄が青いのでこの名がついているが、青くなるまでに4〜5年掛かると言い、幼鳥と雌は この様な羽色だから雌雄は不明だ。 このアングルでは分かりにくいが、この個体は尾の上面だけが 青く脇腹は橙色だ。 小鳥にとってこの年数を生き延びるのはかなり難しいらしく、スズメなどの平均寿 命は1年という説もあるくらいだから、ルリビタキの青い雄に出会えるチャンスは少ないだろう。 冬季 は雌雄別々で1羽ごとに縄張りを作る。過去1年以上、行き付けの里山で一度も見なかったが、最近 複数の個体がお互いかなり離れた場所で縄張りを作った様だ。 なかなか林の中から出て来てくれ ず、僅かなシャッターチャンスでどうにか撮影出来た。

 ツグミは幼虫を土中から掘り起こして採餌していた。 冬季に普通に見られる野鳥で、警戒心も強くな いから撮影は易しい。 ほぼ雌雄同色で見分けがつかない。 たまたま近くにホオジロが居たが、面白 いものでさほど近縁でもないのに紋様だけが似ている(フォト_ギャラリー2009年06月10日参照)。  逆にツグミ科の野鳥達は個性的なものが多く、どれもツグミに似ていない。 だからよけいに紛らわし い名前が付いたのだろう。 今後の出会いが楽しみな仲間達だ。



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