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2010年02月03日 [ 第40回 ]

 カンムリカイツブリ,カイツブリ,カワウ,カワアイサ

 

 カンムリカイツブリ

 分類     :カイツブリ目 カイツブリ科

 全長     :56.0cm

 翼開長    :90.0cm

 分布     :青森、滋賀、大阪などで繁殖。本州以南で越冬。

 生息地    :湖、池、河川など。

 食性     :肉食/魚類、両生類、昆虫など。

 レッドリスト :絶滅のおそれのある地域個体群(LP)=青森県の繁殖個体群

 DATE(撮影日) :2009年12月9日

 TIME(撮影時間) :13時17分28秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★☆☆





 

 カイツブリ

 分類     :カイツブリ目 カイツブリ科

 全長     :26.0cm

 翼開長    :45.0cm

 分布     :全国で留鳥または漂鳥。

 生息地    :湖、池、河川など。

 食性     :雑食/魚類、昆虫、木の実など。

 DATE(撮影日) :2010年02月02日

 TIME(撮影時間) :13時49分15秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★☆☆☆





 

 カワウ

 分類     :ペリカン目 ウ科

 全長     :81.0cm

 翼開長    :150.0cm

 分布     :東北で夏鳥。九州以南で冬鳥。その中間で留鳥。
 
 生息地    :湖、池、河川など。

 食性     :肉食/魚類など。

 DATE(撮影日) :2009年10月20日

 TIME(撮影時間) :13時32分16秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★☆☆☆





 

 カワアイサ(雄)

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :65.0cm

 翼開長    :97.0cm

 分布     :九州以北で冬鳥。

 生息地    :海岸、湖、河川など。

 食性     :肉食/魚類、甲殻類など。

 DATE(撮影日) :2010年1月3日

 TIME(撮影時間) :12時33分51秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/800秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★☆☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

     NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 水鳥も実に多様性に富んでいる。 その内ここに紹介するのは潜水して魚などを捕食する野鳥達だ。

 カンムリカイツブリは雌雄同色で、これは冬羽だ。 頭の羽が逆立っている様に見えるのが名前の由 来と思われる。 数十秒潜水して魚を捕食する。 浮かんで来て、しばらくこうして泳いではまた潜る。  ほとんどの野鳥は人間を警戒するが、この個体はなぜか至近距離まで寄って来た。 野鳥は何を考え ているのか、いまだによく解らない。 日本では青森県、滋賀県、大阪府などで繁殖が確認されてい て、青森県の繁殖地ではレッドリストの「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されている。 しかし この個体がどこの生まれかは分からない。

 カイツブリも潜水して魚類などを捕食するが、潜水に特化したらしく、まともに飛べないようだ。 危険 に遭遇すると潜水してしまうか、水面上を羽ばたきながら走って逃げる。 潜水時間は結構長く、だい ぶ経ってから離れた場所に浮いて来る。 巣も水上に作り、生涯陸に上がる事もないらしい。 同じく雌 雄同色で、これは冬羽だ。 幼鳥の様に見えるが、これでも成鳥だ。

 カワウは鵜飼で有名なウミウの近縁種で、高度成長期には希少な鳥だったが近年個体数が増加して いるとされる。 大阪府レッドデータブックでは「要注目」に指定されているが、場所によっては大群を形 成している。 カイツブリなどと同様に潜水して魚を捕食する。 雌雄とも全身が黒く、幼鳥は腹などが 白っぽい。 カイツブリやカモが羽繕いをするのは、尾の付け根にある脂腺から出る脂肪を羽に擦りつ けて水を弾く様にする為だが、ウはその様な事はせず、こうして翼を広げて羽を乾かす。

 カワアイサは肉食性のカモだ。 同じく潜水して魚類などを捕食する。 嘴も普通のカモと形が違い、 ギザギザがあって先端が鉤型になっている。 警戒心が強く、幅のある川の真ん中辺りにいてなかな か近くに寄って来ない。 カモのイメージが覆る様な生態だが、カモに限らず誰かが勝手に作ったイメ ージに惑わされている事は意外に多い。 例えば汚れたイメージの根強い大阪の河川。 水質の悪さ で常にワーストランキングに名を連ねてしまっているのは事実だが、そのイメージとは裏腹に豊富な魚 が生息しているらしく、これら魚食性の鳥類が多数生息している。 以前と比べれば水質が改善されて いるのだろうか。 野生生物の保護と言っても、生態系全体を含めた環境の改善がいかに重要かとい う事を示唆している。 特に今回の野鳥は河川に依拠しており直接的に影響を受けている。 いたずら に汚染されたイメージに惑わされて放置したりせず、ここに貴重な生態系が存在する事を認識し、守っ て行かねばならないと思う。



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