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2010年01月04日 [ 第37回 ]

 ハイイロチュウヒ,チョウゲンボウ

 

 ハイイロチュウヒ

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄43.0cm 雌53.5cm

 翼開長    :98.5〜123.5cm

 分布     :全国で冬鳥。

 生息地    :草原、農耕地、河川など。

 食性     :肉食/両生類、鳥類、小型哺乳類など。

 DATE(撮影日) :2010年1月3日

 TIME(撮影時間) :13時54分23秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/800秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 チョウゲンボウ

 分類     :タカ目 ハヤブサ科

 全長     :雄33.0cm 雌38.5cm

 翼開長    :68.5〜76.0cm

 分布     :全国で留鳥または冬鳥。

 生息地    :平地〜山地の草原、農耕地、河川など。

 食性     :肉食/鳥類、小型哺乳類、昆虫など。

 DATE(撮影日) :2010年1月3日

 TIME(撮影時間) :13時38分46秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★★☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

     NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 正月早々、年頭を飾るのにふさわしい猛禽類2種を撮影する事が出来た。 以前オオタカの幼鳥を ハイイロチュウヒと錯誤した事があったが、今回は正真正銘のハイイロチュウヒが河川敷に飛来した。  外見から判断して雌もしくは若鳥だ。 但し近縁のチュウヒやマダラチュウヒとよく似ているので、今回 も100パーセントの確証はない。 実は別のポイントで別の鳥を狙っていたのだが、そこにまず現れた のがチョウゲンボウだった。 水面の10メートルくらい上空をホバリング(停空飛翔)を繰り返しながら 飛び去ったので、後を追ってみたのだが見失ってしまった。 それでもどうにか撮影出来て良かったと 胸を撫で下ろしていた時、特徴的な白い腰のハイイロチュウヒが現れた。 初列風切の分離羽は5枚 だ。 ひとしきり樹木の周囲を飛び回った後、1分半程で対岸へ飛び去った。 チョウゲンボウを撮影し たわずか15分後の出来事だった。 少々距離があったのでかなりトリミングしており、残念ながら画質 は良くない。 通常あまり高い上空を飛ぶ事はなく、比較的低空をこの様に翼をV字にして飛ぶ。 レッ ドリストには載っていないが個体数は少なく、特に雄成鳥は少ないとされる。

 チョウゲンボウはハヤブサ科に属する小型の猛禽類で、キジバトくらいの大きさだ。 尾が長く、体に 対する尾の長さの比率が日本のタカ目の中で最も大きいとされる。 尾の先に太い帯が目立ち、獲物 を探して飛翔中にホバリングするので、小さくとも何とか同定出来た。 しかし目立たないので危うく見 落とすところだった。 同じくレッドリストには載っていないが、そう簡単に姿を見られる訳ではない。 実 際、ハイイロチュウヒもチョウゲンボウも初めて目にしたので、撮影難易度も星4個とした。

 この日は大当りで、タカ科のミサゴ(準絶滅危惧)、カモ科のツクシガモ(絶滅危惧TB類)なども撮影 出来た。 この日初めて見た野鳥がツクシガモ、ハイイロチュウヒ、チョウゲンボウの3種で、内1種が 絶滅危惧種、2種が猛禽類という訳だ。 また、わずか2ヶ月程の間にこの撮影ポイントに現れた猛禽 類としては、上記の他にハヤブサ、オオタカ、ノスリ、トビが名を連ねる。 この撮影地までは自宅から 距離があるが、この様な状況だから何度も足を運んでおり、休日のほとんどをここでの撮影に費やして いる。 行けない日がもどかしく勿体無くてしょうがない。



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