フォト_ギャラリー

2016年02月15日 [ 第217回 ]

 ハイタカ

 

 ハイタカ(幼鳥) Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第215回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2016年2月5日

 撮影時間:15時41分38秒

 シャッタースピード:1/3200秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:プログラムAE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 山間部のこの撮影地の周辺では頻繁にハイタカを見る。 「頻繁に」とは言っても「タカにしては」とい う但し書きが付くが。 ここは約1年前に幼鳥と思われる個体を撮影した地点とほぼ同一ポイントだ(フ ォトギャラリー第175回参照)。 この個体も幼鳥と思われるが去年の者と同一個体かどうか判断は付 きかねる。 同一ポイントと言ってもハイタカを狙っていた訳ではなく、たまたま他所へ行った帰り道で 出くわしただけだ。 田圃に居たツグミが慌てて飛び立ったので僕に驚いたのかなと思ったが直後に只 ならぬ鳥影が通過したので反射的にシャッターを切ったらハイタカだった。 ここを通るのがあと数十秒 早くても遅くてもこのショットは無かった。 思えば野鳥との出会いはそんなちょっとしたタイミングの連 続だろう。 空振りに終わった日ももしかしたら数十秒の時間差で何かと行き違っていたのかも知れな い。 或いは視界に入っていないだけという事も有るだろう。 ただ、一つ言えるのはアウトドアに出な ければそういう可能性も無いという事だ。 この日ハイタカがここに居たのは或いはツグミが居たから かも知れない。 そしてツグミがここに居たのは田圃に何か有ったからだろう。 田圃に有った物も何 かに影響されてそこに有ったのかも知れない。 そしてハイタカが飛んだ結果ツグミが飛んだ。 ツグミ が飛んだ結果ここに有った物は食べられずに済んだ。 その結果また何かがここにやって来るかも知 れない。 自然界はそんな連鎖が無限に連なっているのだろう。 そういう営みの結果を僕らは瞬間瞬 間で見ているのだ。 この日ここで起きた事もそんな瞬間の一つだ。 そしてまた明日に繋がって行く。

 ツグミ:フォトギャラリー第42回参照



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