フォト_ギャラリー

2016年01月30日 [ 第215回 ]

 ハイタカ,アカアシシギ

 

 

 ハイタカ Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。
 息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第207回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆



 撮影日:2016年1月23日

 撮影時間:13時47分53秒

 シャッタースピード:1/160秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2016年1月23日

 撮影時間:14時11分21秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 アカアシシギ Common Redshank Tringa totanus

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:28.0cm

 翼開長:50.5cm

 分布:全国で旅鳥。北海道で夏鳥。

 生息環境:湿地、水田、干潟など。

 食性:甲殻類、貝類、昆虫など。

 レッドリスト :絶滅危惧U類(VU)

 フォトギャラリー:第174回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2016年1月23日

 撮影時間:14時12分43秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 シギチ(シギ科・チドリ科)のトップシーズンではないがタカ科・カモ科狙いで久々に大阪南港野鳥園に 行ってみた(多くのシギ科・チドリ科は旅鳥なので見に行くなら本来は春か秋がセオリー)。
 この日は展望塔の目の前に自生しているナンキンハゼにハイタカ(おそらく雌成鳥)が止まった。 最 近頻繁に止まるのだという。 この至近距離で巨大な目玉みたいな大砲を構えたカメラマンたちが見え ていないはずは無いから「この大型動物の群れ(カメラマン)は洞穴みたいな所(展望塔)からこちら側 に出て来る事は無いらしい」と認識しているのだろう。 この時は何と30分以上も止まってくれたものの どこから見ても枝被りだったので、仕方なく飛ぶのを待っていると幸い僕の側へ飛んでくれた。 いつ飛 ぶか分からないので素早くレンズ交換した他は30分間ずっとカメラを構えていた。 ところがせっかく 飛んでもこの通り枝が被る始末だ。 包み隠さず白状すると急降下して地表すれすれを飛んだハイタカ について行けずこの後のコマは恥ずかしながらフレームアウトしてしまった。
 なお2枚目は飛び物狙いでレンズを300mmに交換して撮影したから1枚目とは倍率が異なり1枚目 より引き伸ばしてトリミングしている。
 アカアシシギは少数が九州以南で越冬するとされるものの大阪では通常は旅鳥の筈だから、今頃こ こに居るという事はイレギュラー、つまり何らかの事情が有っての事と思われる。 個人的な観察記録 でも過去最も早かったのが4月11日、最も遅かったのが10月9日だから飛び抜けたレコードだ。 こ ちらも遠方にたたずんでいたので強引に大きく引き伸ばしており証拠にもならないこの画質。 セオリ ー通りならこの時季に干潟に行っても一部の種を除いてシギ科の姿は見込めない。 しかし得てして予 測不能な事が起きるのが野鳥の世界であり、そこにバードウォッチングの面白さが有る。 何しろ相手 は自然界の生き物だ。 全て予想通りなら初めから結末の分かっている退屈なドラマみたいなものだ ろう。



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