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フォト_ギャラリー

2016年01月20日 [ 第214回 ]

 ノスリ,余録;キバタン

 

 

 ノスリ Common Buzzard Buteo buteo

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄52.0cm 雌57.0cm

 翼開長:122.0〜137.0cm

 分布:北海道〜四国で留鳥。その他で冬鳥。

 生息環境:平地〜亜高山の林。

 食性:小型哺乳類など。

 フォトギャラリー:第204回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2016年1月12日

 撮影時間:11時11分49秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F9.0

 撮影モード:プログラムAE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2016年1月12日

 撮影時間:11時12分05秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 この日はバードウォッチングが主な目的ではなく他の所用で出掛けたついでで、さほどの撮影ポイン トに行く訳でもなく期待感も無いままカメラを持って歩いていたから、進行方向の電信柱に突然ノスリが 飛来して止まったのには驚いた。 野鳥、特にタカ科は想像以上に遠方からこちらを見て警戒している はずだから向こうから寄って来る事は非常に稀だ。 広い農耕地帯のど真ん中で死角になる様な所で はなかったからノスリが僕を身落としていたとは考えにくい。 しばらくここに止まったあと小鳥たちを散 らしながら飛んで100mほど先の別の電柱に止まった。 歩いて近寄ろうとすると今度はかなり遠い所 までしか寄らせてくれず飛び去ってしまった。 脛に横斑が見え虹彩が暗色なので雄成鳥と思われる。  ここは去年10月に同じく雄成鳥と思われる個体を撮影した場所の近くなのでその時と同一個体の可 能性も有る(フォトギャラリー第204回参照)。 余談だがこの約30分後1kmほど離れた場所で再びノ スリと遭遇した。 同一個体の可能性も有るが恐らくそちらは雌だった。 ところで2枚の写真の撮影デ ータを見比べると2枚目はマニュアル撮影で約3段露出オーバーなのが分かる。 予めマニュアル撮影 を想定してシャッタースピードを設定しておくのを忘れたままマニュアル撮影してしまった当然の結果 だ。 実は現像ソフトNIKON Capture NX2でかなり事後補正している。
 これには後日談が有って、翌日自宅で洗車していたら前面道路に何か猛禽類らしき者が降り立ち一 瞬後近くの電柱の陰の電線に飛び移るのが見えた。 何かな?と思って回り込んで見ると何とそれは チョウゲンボウの雌タイプ! 肉眼でも分かる距離だった。 キジバト大以下に見えたので雄幼鳥の可 能性が高い。 「洒落たHPをやってるらしいね。僕も載せて欲しいな・・・」とでも言いたげに頸を振りな がらこちらを警戒した後我が家の2階をかすめて飛び去った。 追い掛けても無駄な事は分かっていた が一応カメラを取りに戻って家のぐるりを探してみたがロスト。 いろんな野鳥がやって来る我が家とは 言え過去を遡ってもチョウゲンボウは自宅エリアでは見た事が無かったし、住宅地の真ん中なので珍 客のアポ無し訪問にはさすがに驚いた。 こんな顛末なので残念ながら画像は無い。 元々チョウゲン ボウは警戒心がそれほど強い方ではないとは言え餌が減って来ているのだろう、冬が深まるにつれ猛 禽類の警戒心が薄れつつある様な気がする。

 チョウゲンボウ:フォトギャラリー第190回他参照

 余録;キバタン
 前回の余録に対して下記の様な投稿を頂いた(フォトギャラリー第213回参照)。

 

 < 再掲 >

   飼育下では70年も生きる長寿だとか。
   籠の中の鳥は安全で喰うに困らず長生き出来て幸せそうに見られがちだが
   僕から見れば終身刑と同じであり、人も鳥も狭い所に閉じ込められて生かされるより
   野外で自由に生きる方が幸せなんだと思う。


 < 投稿 >

   籠の外は、日々の一瞬一瞬が僅かな気の緩みで他者に生きたまま食い殺される
   サバイバル社会。
   しかも、明日どころか今日の飯さえ保障されない。
   渡り鳥などは、飢えから逃れる為に何百/何千/何万キロも海を渡って移動する。
   当然、移動中に多数が墜落して溺れ死ぬ。
   「 狭い部屋に閉じ籠って暮らす位なら、
    サファリ砂漠の弩真ん中で猛獣に食い殺されるリスクを選ぶ 」
   という 選択肢は必ずしも正解ではない。
   少なくとも私なら、サファリ砂漠の弩真ん中で猛獣に食い殺されるリスクを背負う位なら、
   狭い部屋に閉じ籠ってゲーム三昧/深夜アニメ三昧を愉しむ生活を選ぶよ。
   たとえそれが終身刑であっても。

 (管理人にて一部校正)


 鳥の気持ちは鳥にしか分からないので飽くまで推測だが、少なくとも自ら望んで籠の中に入って来て 飼い鳥になる野鳥は居ないだろう。 逆に飼い鳥は籠から抜けるチャンスが有れば出て行ってしまうだ ろう(帰巣本能によって戻って来る伝書鳩はその様な本能を人間が利用しているに過ぎない)。 野鳥 たちは長い者では片道3万km以上も季節移動する。 それが彼らの本能であり遺伝子に組み込まれ た強い衝動なのだ。 人間の主観かも知れないが懲役刑が刑罰として成立するのは多くの囚人にとっ て自由を奪われる事それ自体が苦痛だからだ。 インドア派の人が部屋に閉じ籠って生活する事を選 ぶのはそれがその人の欲求であり自身の自由を謳歌している事に他ならないのではないか。 たとえ その結果運動不足で寿命を縮める事になるとしても本望だろう。 仮出所無しの終身刑で三度の食事 に困らず安全と医療が保証され長生き出るが自由が制限される人生と、自分で生活費を稼がねばな らずリスクも多いが自分のやりたい事が出来る自由な人生とどちらを選ぶかと問われれば、僕は迷わ ず後者を選ぶし鳥たちにも選ばせてあげたい。 登山家が危険を冒してまで山に登るのはそれがその 人の欲求であり、命あっての物種とは言え危険だから山に登るなと強制されたら果たしてその人は長 生きして幸せな人生だと言えるだろうか。 鳥たちは籠の中が比較的安全だとは理解してないだろう。  結果的に長生き出来る確率が高いに過ぎない。 但し飼い主の家が火災になっても自ら逃げる事は 出来ないから絶対安全とは限らないし野外だから短命に終るとも限らない。 近年オナガガモの標識 調査で10年前に足環を付けられた個体が生存していた事が確認されている。 我々は自由主義国日 本に生まれ自由が当たり前過ぎてその尊さに気付きにくい傾向が有る。 その一方で安全が当たり前 過ぎて危険に対して鈍感な面も否めないのだが。



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