フォト_ギャラリー

2014年02月26日 [ 第130回 ]

 ケリ

 

 ケリ

 分類     :チドリ目 チドリ科

 全長     :36.0cm

 翼開長    :75.0cm

 分布     :中部・近畿で留鳥。その他地方で夏鳥または冬鳥。

 生息地    :河川、水田など。

 食性     :肉食/昆虫など。

 レッドリスト :情報不足(DD)

 DATE(撮影日) :2014年2月19日

 TIME(撮影時間) :09時26分37秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:第54回参照

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
           NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :滋賀県

 「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」米沢藩主の上杉鷹山が詠んだ とされる名言だが、この様に文語で言葉の最後によく「けり」が付く事から、物事の最後に結末が来る 時などに「けりがつく」と言う様になったと言われる。 物事の終りに「ピリオドをうつ」と言うのと同義だ。  ところが野鳥のケリにも「けり」がついてしまう危険性が高まっている。 前回ケリを紹介した2010年 には環境省レッドリスト2006年版にケリの名前は無かった。 しかし環境省第4次レッドリスト(2012 年版)で「情報不足(DD)」カテゴリーにその名が加えられてしまった。 そう言えば留鳥なのに個人的に は撮影は1年ぶり、だちんこギャラリーに登場するのは3年5ヶ月ぶりだ。 と言う訳で撮影難易度も星 を4個に増やした。 チドリ目の仲間では他にシロチドリ、ハマシギ、オオソリハシシギ、ツルシギ、タカ ブシギ、タマシギが新たにリストに加えられている。 いよいよ彼らの生息環境の保護は抜き差しならな い状況になりつつある。 これらの野鳥に「けり」をつけてしまわない為に、いま出来る事をやらねばな らない。 野鳥たちも生き残る為に必死だ。 我々人間が何も出来ないという訳にはいかない。 やれ ば出来る。 「成らぬは人の為さぬなりけり」だ。



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