フォト_ギャラリー

2014年02月12日 [ 第129回 ]

 ハイタカ(雌),チョウゲンボウ(雄),オオタカ

 

 

 ハイタカ(雌)

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長    :60.0〜79.0cm

 分布     :本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息地    :森林、農耕地。

 食性     :肉食/鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2014年1月7日・2月4日

 TIME(撮影時間) :14時29分54秒・11時32分56秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400・800

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:第30回・第43回・第70回・第102回・第115回・第124回参照





 

 

 チョウゲンボウ(雄)

 分類     :タカ目 ハヤブサ科

 全長     :雄33.0cm 雌38.5cm

 翼開長    :68.5〜76.0cm

 分布     :全国で留鳥または冬鳥。

 生息地    :平地〜山地の草原、農耕地、河川など。

 食性     :肉食/鳥類、小型哺乳類、昆虫など。

 指定     :天然記念物(長野県十三崖のチョウゲンボウ繁殖地)

 DATE(撮影日) :2014年1月7日

 TIME(撮影時間) :14時49分36秒・50分03秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/320秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:第37回・第43・第69回参照





 

 オオタカ

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄50.0cm 雌58.5cm

 翼開長    :105.0〜130.0cm

 分布     :全国で留鳥。

 生息地    :平地〜山地の林、河川など。

 食性     :肉食/鳥類、両生類、小型哺乳類など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2014年1月9日

 TIME(撮影時間) :14時52分06秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/250秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :800

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:第1回・第12回・第15回・第24回・第30回・第32回・第33回・第70回・第82 回・第123回・第125回参照

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
           NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 大阪南港野鳥園で猛禽類の止まり姿を立て続けに押さえる事が出来た。なかなかこういうチャンスは 無い。
 彼らのテリトリーは互いにどうなっているのだろうか。 去年の暮オオタカ幼鳥の止まった枯れ木には ハイタカが止まった(フォトギャラリー第125回参照)。 この羽色で雌なのだそうだ。 これが雌という 事は過去に雄として掲載した個体も雌だった可能性が有る。 ハイタカの雌雄識別は意外にレンジャ ーにも難しいらしく、雄成鳥は頬や胸がベッタリしたオレンジ色になる個体が多く背面は青味が有る。  雌成鳥は同様に頬や胸がオレンジ色になる個体は有るがベッタリした感じにはならない。 背面は灰 色でやや褐色味の有る個体が多いとの事で、この個体もおそらく雌だろうという推測に過ぎない。 ハ イタカはソアリングもするが、ここでは葦原の中に身を潜めている事が多く、ゆっくり姿を見せてくれる 事は滅多に無い。 この日もチラチラと姿を垣間見せては葦原の中に隠れていたが、ひょっこり出て来 たかと思うとこの木に止まった。 実は2枚目の写真は1ヶ月近く経った後に同じ木に止まった時のもの だから、次のチョウゲンボウやオオタカよりだいぶ後の撮影だ。
 チョウゲンボウは頭が青灰色なので雄だ。 チョウゲンボウの2枚目の写真は「飛び出し」の瞬間を捉 えた。 僕はあまりこういう写真にこだわりは無いが、野鳥ファンの間ではこれを狙う人が多いので挑 戦してみた。 反射神経というよりは鳥の仕草から予測する事が求められる。 姿勢が前かがみになっ て遠方の一点を凝視する様子が見られたら飛び出す予兆だ。 「動いた」と思ったらシャッターを切る。  「飛んだ」と思ってからシャッターを切っても遅い。 この写真は欲を言えばISO感度をもう1段くらい上 げてシャッタースピードを短くすべきだった。 暗いレンズの弱点で被写体ブレが酷くなってしまった。  実はこの時、先程のハイタカが足元の葦原の中に潜んでいたが、互いに攻撃を仕掛けるでもなく何事 も起きなかった。
 一番驚いたのは、オオタカ成鳥が観察所に人間が居るのが見えていない筈は無いのに、それ程遠く ない杭に止まった事だ。 こちらが見えている証拠に何度かカメラ目線になった。 オオタカ成鳥がこう いう所に止まるのは非常に珍しい。 今回は風向きも幸いした様だ。 ここは普段海風が吹いているの で、風に向かって止まる野鳥たちは大抵こちらに背中を向けて止まるが、この数日は風向きも多少違 った。 前日が悪天候で狩りが出来なかった等の好条件が重なったのも幸運だった。 同じハイタカ属 で外見がよく似ているオオタカとハイタカだが、さすがに見慣れて来たせいか最近はパッと見た瞬間の 第一印象でだいたい同定できる様になって来た。



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