フォト_ギャラリー

2014年01月08日 [ 第126回 ]

 アカツクシガモ(雄)

 

 

 

 アカツクシガモ(雄)

 分類     :カモ目 カモ科

 全長     :64.0cm

 翼開長    :135.0cm

 分布     :全国で稀な冬鳥。

 生息地    :湖沼、干潟、水田など。

 食性     :雑食/水生植物、小動物の屍肉など。

 レッドリスト :情報不足(DD)

 DATE(撮影日) :2014年1月1日

 TIME(撮影時間) :14時49分34秒
                          14時51分16秒
                          14時51分25秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/160秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :800

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
           NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :鹿児島県

 2014年のだちんこギャラリーはこの野鳥で迎える事となった。 新年早々、幸先良く元日から憧れ のアカツクシガモと接近遭遇できるとは今年もいい年になりそうだ。
 約1年ぶりに鹿児島県出水市のツル休遊地を訪れて、数日間の日程でバードウォッチングを楽しん だが、思いがけず出会ったのがツクシガモの小群の中に混ざっていた1羽のアカツクシガモだった。  主役のツルをモノともせず居合わせた野鳥ファンたちの注目を一身に集めていた。
 レッドリストの「情報不足」というカテゴリーに分類されている野鳥の面々を見ると「絶滅危惧TA類」と 同等以上に稀少種である様に思う。 アカツクシガモが繁殖する為にはアカツクシガモ自身がアカツク シガモと出会わねばならない。 我々野鳥ファンがアカツクシガモと出会うのが困難なのと同様あるい はそれ以上に、アカツクシガモがアカツクシガモの異性と出会うのは困難だろう。 いかに危機的な状 況か容易に想像できる。
 そのアカツクシガモが僕の前方およそ100メートルの立入禁止エリアの中に居た。 薄いながらも黒 い首輪模様が有る事から雄と思われる。 困った事に、絵にならない用水路の中がお気に入りと見え て、なかなかいい所に出て来ず長時間待たされたが、ようやく地上に顔を出してから、何を思ったかい きなり上空へ飛び立ち頭上をぐるりと一周旋回して再び元の場所に降りるまでを時間軸に沿って並べ てみたのがこの連続写真だ。
 いつかこんな写真が撮れたらいいなと思い描いていたイメージ通りの写真が撮れた。 撮影中は 久々に手が震え、撮影後には鳥肌が立ち全身がシビレた。 この後、撮影を続行する事も出来たが、 敢えて一番いい所で切り上げた。 その方が余韻に浸れると思ったからだ。

 ツクシガモ:第38回・第39回・第77回参照



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