フォト_ギャラリー

2013年12月18日 [ 第125回 ]

 オオタカ(幼鳥)

 

 オオタカ(幼鳥)

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄50.0cm 雌58.5cm

 翼開長    :105.0〜130.0cm

 分布     :全国で留鳥。

 生息地    :平地〜山地の林、河川など。

 食性     :肉食/鳥類、両生類、小型哺乳類など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2013年12月17日

 TIME(撮影時間) :12時10分57秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:第1回・第12回・第15回・第24回・第30回・第32回・第33回・第70回・第82 回・第123回参照

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
           NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 恐らく本年のフォトギャラリーのトリを務める事になりそうなオオタカ幼鳥。 この個体は大阪南港野鳥 園をテリトリーにして頻繁に姿を見せているものと同一個体と思われ、フォトギャラリーに3回連続で登 場する事となった(前回は「余録」)。 幼鳥と言ってももう立派な体格で野鳥園の鳥たちを恐怖のどん 底に陥れている。 これはアオサギ・ダイサギ・コサギの混群に襲い掛かり途中で諦めて葦原の真ん中 の枯れ木に止まった所だ。 オオタカは大物狙いをするので体格の勝るアオサギでさえ警戒を緩める 訳には行かない相手だ。 フォトギャラリーでも長らくその姿を追い求めて来たが、なかなかすっきりと したクリアな写真を撮らせてくれない忍者みたいなタカなので、そこそこ納得出来る写真が撮れたのは これが初めてだ。 幼鳥だからまだしも対人警戒心が比較的薄いという事もあるのだろう。
 最近の大阪南港野鳥園はタカが多く出現し、他の野鳥たちの姿が減ってしまった。 獲物が減ってタ カたちも空腹のせいで姿を露出する機会が増えているのかも知れない。 だが、野鳥たちがタカに捕 食し尽くされて絶滅してしまう事は無い。 仮にそういう事が有ったとしても、それは自然の摂理なのだ から人間が干渉する事は許されないだろう。 しかし、少なくともそういう原因で絶滅した種は無いし、 考えるまでも無く生物の絶滅はほとんど全てが人間によってもたらされて来た。 もともと渡り鳥の中継 地であり野鳥を含めた生き物たちのテリトリーであった大阪湾の干潟は人間が勝手に人工護岸に改 変し消滅させて来たのであり、生態系を破壊し多くの生き物を絶滅の危機に追いやっているのは人間 だ。 人間が追い詰めたものは人間が守る義務が有る。 故にここの人工干潟を含めて、生き物のテ リトリーを維持して行く責任が我々人間には有る。 これは野鳥ファンという枠を超えて一人の人間とし て絶対に譲れない僕の考えだ。



トップへ
戻る
前へ
次へ