フォト_ギャラリー

2013年06月18日 [ 第114回 ]

 コマドリ(雌),ウグイス,オオルリ(雄)

 

 コマドリ(雌)

 分類     :スズメ目 ツグミ科

 全長     :14.0cm

 翼開長    :21.5cm

 分布     :九州以北で夏鳥。

 生息地    :山地の林など。

 食性     :肉食/昆虫、蜘蛛、ミミズなど。

 DATE(撮影日) :2013年5月3日

 TIME(撮影時間) :10時44分21秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/100秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★★☆

 フォト_ギャラリー:初登場





 

 ウグイス

 分類     :スズメ目 ウグイス科

 全長     :雄16.0cm 雌14.0cm

 翼開長    :雄21.0cm 雌18.0cm

 分布     :全国で漂鳥。

 生息地    :笹などの茂る林。

 食性     :雑食/昆虫、蜘蛛、木の実など。

 DATE(撮影日) :2009年12月9日

 TIME(撮影時間) :10時21分03秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1250秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度) :1600

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:第3回・第26回参照





 

 オオルリ(雄)

 分類     :スズメ目 ヒタキ科

 全長     :16.0cm

 翼開長    :27.0cm

 分布     :九州以北で夏鳥。

 生息地    :平地〜山地の川沿の林など。

 食性     :雑食/昆虫、蜘蛛、木の実など。

 DATE(撮影日) :2012年4月17日

 TIME(撮影時間) :13時59分57秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1000秒

 APERTURE(絞り値) :F5.6

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :絞り優先AE

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :300mm(換算450mm)

 ISO(ISO感度) :400

 撮影難易度  :★★★☆☆

 フォト_ギャラリー:第9回・第67回・第97回参照

 使用カメラ  :NIKON D5100  D40

 使用レンズ  : 
 NIKON AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR
 NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D
 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :石川県・大阪府

 コマドリ、ウグイス、オオルリの3種はいずれ劣らぬ囀りの美しさから「日本三鳴鳥」とされる。
 コマドリは舳倉島の中央付近に造られている水場に水浴びをしに来たところを撮った。 馬のいなな きに似た囀りなので駒鳥と名付けられたとされる。 早朝に雄が木の枝で囀る以外、日中は藪の中に 潜んでなかなか姿を見せてくれないので撮影難易度を星4個としたが、この日は昼前の時間に雌が水 浴びに来てくれた。 慌ただしく水浴びして短時間でどこかへ行ってしまったので、被写体ブレした写真 を数枚しか撮らせてもらえなかった。 胸のオレンジ色と灰色の境目に黒い帯が無いので雌と思われ る。 ところでコマドリの学名はErithacus akahigeで、南西諸島などに生息するアカヒゲの学名 Erithacus komadoriとテレコになっている。 分類される時オランダに送った標本に付けられたラベルが あべこべになっていたから間違って名付けられてしまったと言われている。 日本のみで繁殖するとさ れる。
 舳倉島では今回「日本三鳴鳥」の3種を全て撮影出来たが、敢えてウグイスとオオルリは過去に大阪 で撮れた中から一番良さそうな在庫写真を選んだ。
 ウグイスは3年以上前に河川敷で撮ったショットだ。 何ともウグイス好みの藪から一瞬姿を見せた 瞬間だ。 撮影は容易ではないものの個体数が多く、季節によってはシャッターチャンスが割と多いの で、撮影難易度について他種との整合性から星を1個減らして3個に見直した。 野鳥ファンならずとも ウグイスの囀りを知らない人は居ないだろう。
 オオルリは去年、大阪南港野鳥園で撮ったものだ。 同じヒタキ科のキビタキもなかなか美しい囀りだ が、聞き比べるとオオルリの方が僅かにピュアな声だ。 オオルリが目の前に居ると、こんなに奇麗な 鳥と同じ空気を吸っているのが現実とは思えなくなる。 何度見ても自然界にこんなに息を飲むほど美 しい鳥が存在するのが信じられない。 その鳥が囀りも美しいのだから野鳥ファンが放っておく訳が無 い。 世界的に見るとコマドリやウグイスと同様アジアの限られた地域にしか分布しないから欧米など の外国人にとっては遠い異国の青い鳥という事になる。 自分の耳で確認した事は無いが雌も雄の様 にさえずるとされる。 また、オオルリに限った話ではないが、地方によってはさえずりのパターンが異 なるものが居るとも言われる。 方言みたいなものなのだろうか。 これ程の鳥が嬉しい事にさほど珍し い訳ではなく身近な所でもけっこう見かける。 事実今年も既に何度か撮影している。 幸せの青い鳥 ではないが、オオルリに会えた日は幸せな気持ちになるから何度でも会いたい。



トップへ
戻る
前へ
次へ