フォト_ギャラリー

2012年03月13日 [ 第78回 ]

 オジロワシ
 
 

 

 オジロワシ[続報]

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄80.0cm 雌95.0cm

 翼開長    :180.0〜230.0cm

 分布     :本州以北で冬鳥または留鳥。

 生息地    :海岸、河川、湖沼など。

 食性     :肉食/魚類、両生類、哺乳類などの主に屍肉。

 レッドリスト :絶滅危惧TB類(EN)

 指定     :天然記念物

 DATE(撮影日) :2012年2月22日

 TIME(撮影時間) :08時04分17秒 10時39分28秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/640秒 1/200秒

 APERTURE(絞り値) :F16(絞りはF8)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :1000mm(換算1500mm)

 ISO(ISO感度) :640

 撮影難易度  :★★★★☆

 使用カメラ  :NIKON D5100

 使用レンズ  :NIKON Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

 NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :滋賀県

 丸2日間、泊まり掛けで意地になってオジロワシの撮影に臨んだ。 過去二度の写真は目も当てられ ない酷さだったので、とにかくもう少しマシな写真を掲載しなければ話にならないと思い、たまたま休日 で天気の良い日を見計らって出掛ける事にしたのだ。 おそらく時季的にも北帰行が近く、今シーズン 最後の機会になりそうだった。
 1日目の午前中は以前目撃したポイントでひたすら待ち、全く気配も無かった事から午後になってポ イントを移動してみたところ、カメラを構える人達が居たので湾を挟んだ対岸の木に止まっているのが 分かった。 しかし数百メートルも離れている上に、何時間も立ちっぱなしでひたすら待ったにもかかわ らず結局この日は一度も飛ばず、これまでと同様の正体不明な写真しか撮れなかった。
 翌2日目は夜明け前からそのポイントにカメラをセットし、夜明けと同時に対岸のほぼ同じ場所に止 まっているのを確認した。 こうなると、もう全く動かないのではないかという悲観的なイメージが頭をよ ぎる。 それだけに、突然飛び立った時は久々に興奮した。 およそ100メートル程の距離が有ったの で解像度は良くないが、まだ朝早くて僕の他には誰も居なかったので、このシーンは独り占めだ。 た だ、期待したハンティングはせず、数回上空を旋回しただけで何も獲らずに元の場所に戻ってしまっ た。 通常オジロワシはトビの様に屍肉を漁ったり、他のタカが獲った獲物を横取りしたりする事が多 いとされるが、ここでは主に生きた魚を捕食するところが目撃されているそうだ。 欲を言えばそういう シーンが撮影出来れば良かったのだが、結局この日も飛翔したのはこの1回きりだった。 もう飛ばな いと見た僕は湾に沿った道を延々歩いて、もう少し近い所まで行ってみた。 そこは薄暗い林で、ファイ ンダー越しでは被写体がよく見えず、苦し紛れにシャッターを押して撮ったのが下の写真だ。 実は撮 影中には上の1羽にしか気付かず、帰宅後に写真を整理していて初めて2羽写っている事に気付い た。 このエリアに2、3羽居るという話は聞いていたが、まさか同じ木に止まっているとは思わなかっ た。 1羽だけでも充分なのに偶然とは言えツーショットが撮影出来て、2日掛かりの撮影をした甲斐が 有った。
(フォト_ギャラリー2011年01月05日、2012年01月25日参照)



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