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2009年07月03日 [ 第21回 ]

 ハチクマ,トビ

                   

 

 ハチクマ(幼鳥)
 
 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄57.0cm 雌61.0cm

 翼開長    :121〜135cm

 分布     :ユーラシア大陸、インド、東南アジア。北海道〜九州で夏鳥。

 生息地    :山地の森林。

 食性     :肉食/蜂などの昆虫、爬虫類、両生類、鳥類。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2009年6月27日

 TIME(撮影時間) :10時31分24秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1600秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度)   :800

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 トビ

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄58.5cm 雌68.5cm

 翼開長    :157〜162cm

 分布     :九州以北で留鳥。

 生息地    :海岸〜山地の農地など。

 食性     :肉食/魚類、爬虫類、両生類、昆虫などの主に屍肉。

 DATE(撮影日) :2009年5月27日

 TIME(撮影時間) :12時09分09秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1600秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度)   :1600

 撮影難易度  :★★☆☆☆

 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

       NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府

 5月9日以来3羽目のハチクマだ。 翼後縁の横斑が薄いので幼鳥と思われる。 一瞬トビと思った ほど黒っぽかったので暗色型の様だが、逆光なので中間型が黒く見えたのかも知れない。 前の2羽 も今回もソアリング(螺旋状に帆翔)していたから容易に追随出来たが、逆光下の黒っぽい被写体にM Fでピントを合わせるのは結構大変だし、適正露出を得るのも簡単ではない。 そもそも準絶滅危惧の ハチクマがこれ程飛来する事自体が考えられない様な話なので、滅多に見られないという希少性を考 慮して、撮影難度は高く星4個とした。 ただオオタカなどが時折見せる直線的な飛翔と比べると、ソア リングは滞空時間が長いので多少は難度が低い。

 比較の為にトビを載せておく。 トビは主に屍肉を漁るスカベンジャーだから飛翔速度は遅く、海岸付 近の上空を群れでソアリングしている事が多い。 ごく希には狩りもするらしいが見た事は無い。 タカ 科の中でも大型の部類だし、尾がタカ科唯一の凹型だからすぐに見分けがつく。 翼下面の初列風切 基部が白いのも特徴のひとつだ。 個体数が多く、飛翔時間が長いうえに速度が遅く、大型の野鳥だ から発見も撮影も易しい。 ただしトビも黒っぽいから逆光の時は黒ツブレに注意が必要だし、比較的 高空を飛んでいる事が多いので大型とは言えアップで撮るにはひと手間かかる。 また山地では海岸 付近と比べて個体数は多くなく単独の場合がほとんどだし、1ヶ所には留まらずソアリングしながら移動 して行くから、狙って撮るのはさほど簡単ではない。 と言う訳で撮影難易度は限りなく星1個に近い2 個。 最初から狙って撮る程の被写体でもないが、広島でトビでも撮ろうかと思って河川敷を歩いてい たらミサゴをゲットしたなどという事もあるから、とりあえず狙ってみるのも悪くはない。 ちなみに私事 だがD40購入後記念すべき最初の被写体となった野鳥がトビだった。 


 余録;モリアオガエルの卵

 レッドリスト:大阪府指定の準絶滅危惧ほか

 指定:岩手県などで国指定の天然記念物

 ハチクマを撮影したポイントの近くで見かけた。残念ながら親の姿は見当たらなかった。

 



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