フォト_ギャラリー

2009年10月07日 [ 第30回 ]

 ハイタカ,オオタカ

 

 ハイタカ

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長    :60〜79cm

 分布     :本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息地    :森林、農耕地。

 食性     :肉食/鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2009年4月12日

 TIME(撮影時間) :14時01分52秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/1250秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度)   :1600

 撮影難易度  :★★★★☆





 

 オオタカ[続報]

 分類     :タカ目 タカ科

 全長     :雄50.0cm 雌58.5cm

 翼開長    :105〜130cm

 分布     :四国の一部、本州、北海道、九州で繁殖。留鳥。

 生息地    :森林、都市植林。

 食性     :肉食/鳥類、両生類、小型哺乳類など。

 レッドリスト :準絶滅危惧(NT)

 DATE(撮影日) :2009年8月19日

 TIME(撮影時間) :15時58分40秒

 SHUTTER(シャッタースピード) :1/2000秒

 APERTURE(絞り値) :F11.2(絞りリングはF4)

 EXPOSURE MODE(撮影モード) :MANUAL

 FOCAL LENGTH(焦点距離) :600mm(換算900mm)

 ISO(ISO感度)   :1600

 撮影難易度  :★★★★☆ 


 今回はオオタカとハイタカの同定について取り上げてみた。 ご覧の様に幼鳥はともかく成鳥は本当 に見分けが付きにくいのだ。 最も大きな違いは大きさで、全長はオオタカ雄がハシボソガラス大、オ オタカ雌がハシブトガラス大、ハイタカがキジバト大ではあるが、個体によってはオオタカの雄とハイタ カの雌にはあまり差がないので、上空高く飛んでいると大きさだけでは判別しにくい。 まして写真にな ってしまうと大きさは分からないから厄介だ。 どちらも初列風切の長い分離羽は6本だし、色や横斑も 極似している。 僅かな違いは尾の形で、オオタカは扇型、ハイタカはバチ型に角ばって細長いとされ るが、大きな違いは無い様に思える。 オオタカの方が胴体が太いとされ、ハイタカは比較的スマートら しいのだが、見る角度によるから決定打にはならない。 オオタカの胴体の横斑は細くて胴体が白っぽ く見えるし、初列風切の内側から次列風切にかけての横斑がオオタカはやや薄いという特徴がある が、光の加減によって濃くも薄くも見えてしまう。 オオタカの方が濃いとされる白い眉斑も下から見上 げる角度では確認出来ないし、個体差もあるらしい。 羽ばたき方はオオタカがゆったり大きく羽ばたく のに対し、ハイタカは浅くパタパタ羽ばたいて帆翔というパターンを交互に繰り返すらしいが、オオタカ も帆翔するし明確な相違点ではない。 結局、これらを総合的に見て判断するしか無い様だ。

 2枚目の写真はオオタカだ。 1枚目と比較する為に敢えて似たアングルの写真を選んだ。 換羽の 為か初列風切が欠損していて数が合わないが、ほぼ全ての特徴がオオタカのものだ。 問題は1枚目 だ。色、尾の形、眉斑の特徴から九分九厘ハイタカと判断したものの、大きさ、胴体の太さ、初列風切 の内側と次列風切の横斑が薄い等の特徴はオオタカに極似しているので100パーセントの確証がな い。 残念ながら画質もあまり良くないし、1枚目と2枚目とを見比べるにつけ、いかにオオタカとハイタ カの同定が難しいかを実感する。

 どちらも希少種で飛翔時間も短いから滅多に見られないし、直線的な飛翔で瞬く間に通り過ぎてしま う事が多いので撮影難度は高い。 中型から大型の野鳥だから、運良く上空をソアリング(螺旋状に滑 翔)していればファインダーに捉えるのは比較的易しいが、かなりの高度に達して豆粒にしか見えない 事もある。 いずれにせよ、まず生息地を発見出来なければどうしようもない。 特にハイタカはこのエ リアでは冬鳥っぽくて、この時を最後に姿を見ない。

 ところで「アリー効果」という言葉がある。 種の個体密度が一定の割合以下に低下すると急速に絶 滅に向かう法則の事だそうだ。 オオタカもハイタカも準絶滅危惧だから、いつ何時「一定の割合」を割 り込んでもおかしくない。オオタカかハイタカか、どちらにせよそんな希少種が大阪の空を舞っているの は率直に嬉しいが、喜んでいられるのが今の内でない事を願う。

 最後に私事だが、去年の10月末で失業者となり時間的余裕が出来たお陰で数々の野鳥撮影に成 功し、このギャラリーを充実させる事が出来たと自負している。 このたび幸か不幸か再就職を果たし たので今後野鳥と出会う機会は減ってしまうと思うが、この1年の出来事は生涯忘れ得ぬ貴重な体験 となった。 ここに「大阪の野鳥」1年間の撮影記録を留めて置こう。 大阪府下の山間部周辺だけで5 4種に達した。 その内5種がレッドリストに名を連ねる。

 「大阪の野鳥」撮影記録 2008年11月30日〜2009年9月24日

 ウ科:カワウ

 サギ科:ゴイサギ、アマサギ、ダイサギ、アオサギ

 カモ科:カルガモ

 タカ科:ミサゴ、ハチクマ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、サシバ

 キジ科:キジ

 ハト科:キジバト、アオバト

 カッコウ科:ホトトギス

 カワセミ科:カワセミ

 キツツキ科:アオゲラ、コゲラ

 ツバメ科:ツバメ、コシアカツバメ

 セキレイ科:キセキレイ、セグロセキレイ

 ヒヨドリ科:ヒヨドリ

 モズ科:モズ

 ツグミ科:ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ

 ウグイス科:ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ

 ヒタキ科:キビタキ、オオルリ、コサメビタキ

 エナガ科:エナガ

 シジュウカラ科:ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ

 メジロ科:メジロ

 ホオジロ科:ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ

 アトリ科:オオカワラヒワ、カワラヒワ、マヒワ、イカル、シメ

 ハタオリドリ科:スズメ

 ムクドリ科:ムクドリ

 カラス科:カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 


 使用カメラ  :NIKON D40

 使用レンズ  :NIKON ED AF NIKKOR 70−300mm1:4−5.6D

      NIKON Teleconverter TC−201 2×

 撮影地    :大阪府 


 「近畿の野鳥」撮影記録 2009年9月25日(大阪の野鳥との重複分を除く)

 コウノトリ科:コウノトリ

 ヒタキ科:エゾビタキ

 撮影地    :兵庫県



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